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二十八通目 #宛先のない手紙

久しぶり。書こうかどうか迷ったけど、やっぱり君にも書かないわけにはいかないよね。色々あったけど、僕の人生の中で重要な人だったことに変わりはないから。

君と初めて会ったのはちょうど3年前だね。当時会いたい人に会いに行ったときに、その人が参加しているイベントを主催しているのが君でした。こうして手紙を書いた人がその中に3人もいたことを思うと、その日が自分の人生の転機の始まりだったのは間違いないです。

そのときはそのイベントの主催団体に参加するなんて思ってなかったし、副代表になったり、自衛隊を辞めるなんて想像もしていませんでした。まして付き合うことになるなんてことも。

君がまっすぐに夢を追う姿勢はとてもかっこよかったし、人の夢を応援することに一生懸命なのも素敵でした。だからこそ当時はこの人についていきたいと思ったし、人として尊敬もしていました。

いつからだろうね、すれ違うようになったのは。どっちが悪いとか全然なくて、お互い素直になれなかったのかもしれないね。でもあのときちゃんと別れてお互い前に進めたから、今の自分たちがあるのだと思います。

僕もあそこで自分自身の道を進んでいくと決めたから、今こうして周りの人たちに恵まれて、充実した人生を歩んでいます。君もあのときから変わらず夢を追い続けたからこそ、多くの人に活動を知ってもらい、支援してもらえているのだと思います。

これからもお互い自分の道を信じて前に進んでいきましょう。君の夢が叶うのを心から願っています。今後も遠くの方からちょっとだけ気にしているよ。出会ってくれてありがとう。


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