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自分らしさ

年末の連休で、1人で年を越すのはどうもいやだと思い大分の実家で過ごそうと決意した。

やることもないのでとことん自分の中で考えていることを整理してやろう。と、やりたいことが見つかると噂の本を買って安直に従った。

ところが自己分析って過去の話ばかりでこれからの話が出てこない。過去の体験からしか判断ができないようにできているらしい。

わたしは24年間がむしゃらに生きてきたからなんとなく自分の傾向らしい傾向は見えてくるわけだが、これを中学生の時にやろうとするとどうだろう。答えは出ないのではないだろうか。

思えば自分らしさ的なものは何歳から形成されるのだろう。いつからこの自分を掘り下げる作業をすれば納得のいく答えがでるのだろう。たしかに24歳の私は、今回の確からしい答えに必死にしがみつきながら、明日から生きて行こうと思っている。
しかしもし自分に子どもができた場合、いつ自己分析をやらせようかと疑問に思ったのだ。

小さい頃、特に小学生や中学生の時の様々な行動は私の意思で決定したのか?もしくはなんとなく動いてただけなのか?
こういうことを考えると、環境依存で価値観が決まってしまうのはどうも腹立たしいなと思ってしまう。なぜなら自分の意思とは関係ないところで人格が形成されて、ふんわりと人生の輪郭が固まってしまうからだ。

価値観というのは触れた大人、メディアの中でしか育まれないのか?もしくはそういった外的要因に触れる際には自分の中にある価値観と照らし合わせながら咀嚼しているのか?どちらもあり得ると思うが、あくまでも過去の自分を正確に理解しながらも、現在のないものねだりをしている自分の感情も大切にしていきたい。

自分らしさはいつ作られるのか。これを読んでいるあなたはどう思いますか?
わたしは外的要因で影響を受けながら、それを自分で正しく理解して、自分の意思でこれからどうしたいかの意見を持った時だと思います。
それが概ね就職活動をおこなう21歳から、新社会人になり自分の存在意義に悩む28歳頃までの間に苦しみながら答えを出していくのではないかと思う。

ただし自分が親になった際には、高校生くらいの時から、問うてあげたいなと感じるのでした。




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