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100日後に年越すオレ 92日目「み:ミュージシャン」

”いろは順”エッセイの四十一日目、本日は”み”です。

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"み”で選んだ題材は、「ミュージシャン」。というわけで好きなミュージシャンの話でもしましょうかね。クリスマスイブだし気楽にね。

そもそもミュージシャンってどういう人生なんでしょうか。僕にとっては大学の軽音楽部の先輩たちの数人がミュージシャンとして活動していたりするので、どうしても学生時代から延長した先にあるイメージになってしまっていますが、(ここからだいぶ個人的な考えが強まります)地元でバンドを組んでそこから上京、といった流れがある意味とてもミュージシャンっぽいですよね。そんで売れない時代を数年過ごした後にようやくブレイク。その時を支えてくれた彼女とは疎遠になって、ファンの子やアイドルと浮名を流し・・・的な。なんという古臭いミュージシャン像!

もちろんミュージシャンと一言でいってもいろんなタイプが居るわけですよね。パンクロッカー、メタラー、フォーク、ヒップホップ、レゲエ、DJ、そしてそれに最近ではDTM(宅録)もありますね。こうやってみるとジャンルによってそれぞれのステレオタイプのミュージシャン像がある感じがします。

前述のミュージシャン像も、たぶん僕の世代だからだと思います。70年代なら四畳半に住んで仲間と喧々諤々の音楽論を語り合うようなフォークのミュージシャン像になりそうだし、今ならそれこそDTMで自宅で作ってYouTubeとかニコ動とかで配信する、といったものがミュージシャン像になるんじゃないでしょうか。

でもそうやって考えていくと、それってミュージシャンだけじゃなくて他の職業でも一緒なんですよね。しかもまた今年の大きな変遷の影響もあるでしょうし。1年前まで落語家がYouTubeでチャンネルを持つなんて、想像もつかなかったし、もっというとあれだけITに拒否感があった寄席が生配信するなんて・・・。

音楽においてもライブの配信が一般化してきたうえで、2021年はそこにどういう変化を持たせていくのか。例えば今日の24時にちょうどハイライト映像が公開される藤井風の武道館公演では、生でライブをしつつ、配信は配信でそのための映像演出もするなど、会場の客とオンラインの客、両方に向けて演出を考えているというのが新鮮でしたが、それも一般化していくでしょうね。


その先には、ミュージシャンがオンラインコミュニティーを運営していくというのが出てくるんじゃないかなあと。そもそもファンクラブなどは以前からありますし、この状況になる前にもその動きはあって、例えばくるりのnoteでの有料マガジンは5年以上前から運営されていて、これまでのファンクラブをnoteに移行させてたりするわけですね。

あとはここ数年のクラウドファンディングも、コミュニティー化を促進している気がします。ファンが直接的な金銭面の支援が出来、そのリターンを直接受け取ることが出来る。これも新たな形だと思います。

ライブという最高のステージを制限されてしまったミュージシャンたちが、2021年をどのように駆け抜けるのか、とても気になる年末でした。

結局好きなミュージシャンの話、全く出来てないですね(笑) 代わりに過去記事を載せておきますね。



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