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100日後に年越すオレ 79日目「く:黒歴史」

”いろは順”エッセイの二十八日目、本日は”く”です。

"く”で選んだ題材は、「黒歴史」。誰しも持っている”忘れ去りたい過去”って感じですね。

なんかネット界では「黒歴史」=「前略プロフィール」っていうのが定説になってたりしますが、世代的に僕は前略プロフィールを使ってないんですよね~。mixiの日記というのもそこまで使ってなかったし、自分にとっては何が該当するんだろう、と考えてしまいます。

そもそも僕自身、かなり過去の失敗を引きずるタイプなんですよ。中学一年生の頃の初デートで、当時の彼女に対して”タワーレコード”のことを”キングレコード”と言い間違えてしまったことを、30年近く経った今でも覚えていてやるせない気持ちになるくらいに。たぶん言われた方は覚えてないし、何ならデートしたことすら覚えてるか怪しいわけなんですが、僕は今でもタワーレコードに行くたびにこの時のことを思い出して、胸がキュッとなるわけです。良い歳のおっちゃんがすることじゃないね💦

せっかくなんで最新の「黒歴史」的に忘れ去りたい失敗を話すと、僕がずっと応援していた落語家の真打襲名披露の会で、携帯電話のアラームが鳴り響いてしまったことですね。僕がアラームを日中にかけるのは数年に一度。それなのに、前週の同じ曜日に偶然にも会社の採用面接官をしていて、ちょっと仮眠を取りたいとセットしたアラームが、1週間後に炸裂してしまったわけです。

人というのはいくら歳をとっても、自身の想定外のことがあるとどうしてもあたふたしてしまうようで、いつもならささっとアラームを切れるのに、焦ってしまうと全く持ってアラームが切れない。しかもそのアラームのアプリが徐々に音量が大きくなるタイプで、どんどんどんどん音が大きくなって周りからの視線が痛くなるわけですね。ほんと居たたまれないんですが、いつもなら冷ややかな視線を送る方なわけで、本当に申し訳なくて死にたくなりました。最終的には結局消すに消せず、慌てて席を立って会場から出て何とか冷静になってアラームを消せたわけですが、今度は席に戻り辛いわけです。だって席の周りの人は「迷惑なやつが帰ってきやがった!」って感じで出迎えられちゃうわけで。とはいえまだ会は半分。ずっと横で立ったままで居るのも、それはそれでスタッフからの視線が痛い・・・。どうしようもなく機を見て席に戻ったわけですが、あの時の落語会はもう一生思い出したくないくらい。まあ、事前に予約していたその時の落語会のDVDが後日自宅に届いてしまったわけですけどね・・・。ちなみにその会以降、携帯電話はマナーモードではなく必ず電源を切るようにしました。当然なのにすいません…

さて話を一般論に戻しましょう。黒歴史ですが、その舞台がネットに移ってしまった後は、とても悲惨なことになったります。何故なら履歴(魚拓)が残ってしまうから。これがネットの恐ろしさですね。一度ネットに上がってしまった情報は、簡単には忘れて貰えないわけです。だからこそ、今でもネットで話題になってしまった人が、既に消したはずの「前略プロフィール」の情報を晒されてしまうんですね。いやあ怖い!

ちなみに「黒歴史」自体の日本での起源は、”∀ガンダム”で使われたから、なんですね。正直∀ガンダムが大好きな身にもかかわらず、それが日本での起源だったとは気付きませんでした。これだからネットミームって面白いんですよね。

最近の黒歴史って、やはり「本音」をつぶやいてしまうTwitterのツイートが中心かもしれません。だからこそ「黒歴史クリーナー」なるアプリが利用されるんでしょうね。一般人ならいざ知らず、著名人だとそれが命取りになってしまう可能性もあるんで、ほんと注意をしなきゃいけない世の中ですな。どうぞお気を付けください!

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