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「ソロの細道」47都道府県エッセイ

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2021年年末にかけての50日間チャレンジ。全国を旅した思い出をエッセイに。47都道府県の紀行文を連載します。
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#新潟県

「酒とグルメとお寺と神社」”ソロの細道”Vol.15「新潟」~47都道府県一人旅エッセイ~

「酒とグルメとお寺と神社」”ソロの細道”Vol.15「新潟」~47都道府県一人旅エッセイ~

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

あまりにも有名すぎるこの書き出しで始まる小説と言えば、川端康成の「雪国」。学生の頃に誰もが一度でも目にしたのではないだろうか。

私が大学の文学部で専攻していたのは近現代日本文学であり、そういった意味ではこの「雪国」という小説は、メジャーすぎる研究対象とも言えたかもしれない。

残念ながら私自身が選ぶことは

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