らもちゅちゅ ┊︎あのシリーズに名前がついたよ👋
あのシリーズとは
子供のころのパウダリーな記憶
あの頃のことを思い出そうとすると、
記憶がおしろいがかかったような色の映像になる
やわらかい色、優しい音、あたたかさ、害の無さ
きつくなさ、辛くなさ、静けさ、平和
その頃の感情や風景を具現化したデザインだとでもいいましょうか。
ともかく私の中で、ニュアンスアートとは一線を画すひとつのジャンルです。
先日までこのデザインは、他のものと一緒に存在していました。
ただ、minneに来るいいね通知や、購入してくださった方のデータを眺めていると
どうもこの3点は、大体同じタイミングでいいねor購入していただいているようだと気が付きました。
1枚目の作品「女の子の秘密:無秩序な規則性」は
私に、もっと内なる個性を出していいんだよ と教えてくれた作品です。
もちろん作って出品したのは私ですが、まさか買ってくださる方がいるとは思っていなかったのです。
「女の子の秘密:無秩序な規則性」 を出品した時は弱腰でした。このテイストを好きなのは私だけしかいないかもしれないと思い込んでいたからです。
それでも、他のネイルチップたちに紛れこむかなと思ってこわごわとminneに出品しました。
そしたらこれまでに3名ものお客さまがお迎えしてくれました。
ここ数年、茶色いニュアンスアートが流行っています。
ですが、必ずしもトレンドど真ん中でなくても好いてくれる方はいるんだなあと私に自信を付けてくれた作品です。
ところで 「らもちゅちゅ」 とは
らもちゅちゅとは、私が4,5歳の頃に作った言葉です。
そのころ、「ビーズ」という言葉を知りませんでした。
100円均一で母か祖母がビーズを買ってきてくれてよく遊んでいました。
その時から小さくてきらきらしたものや半透明のものがお行儀よく集まっていたり、遠足のように散らばっていたりするのを見るのが大好きでした。
「ビーズ」という単語を知らなかった私はビーズのことを自分の中だけで「らもちゅちゅ」と呼んでいました。
"名は体を表す"といいますが、体があって、名を決定したということです。
(しかし、原初の物の名付けはみなこの流れだったのではないかと考察しています。)
「らもちゅちゅ」という名前をつける前、シリーズの名前を何にしようかすごく迷っていました。
「parallel heaven」はまず思い浮かんだワードです。
平行世界の天国。意味は完璧だと思いました。
けれど、それだと検索しづらそう(大文字小文字の差異、カタカナでも検索されるかもしれないからそこへの配慮、加えてヘブン?ヘヴン?問題)だなあと思い当たり、
日本語にすると、漢字がなんか固い感じだし
ぱられるへぶん だとなんか ぱられるはいいけど へぶんが違う気がする など
そこで、らもちゅちゅがよぎりました。
小さい頃は漢字を知らないので、思い浮かぶ言葉もひらがなです。
そうして、わたしの中にいる小さな子どもの声を聞くことにしました。
私はここまで何を言っているんだろう?意味不明なひらがなを羅列しています。
Twitterだけでもフォロワーは100人くらいます。
ほとんどの人と話したことがない
顔もしらない
高校生のころの自分に「らもちゅちゅの発生経緯を100人以上の人に向けて真面目に話したよ」と言ったら軽蔑されるかもしれない
少し前まで、自分の内側の世界は自分だけのもので、他の人に見せたら拒絶されたり、バカにされることはあってもいいことなんて何も無い と頑なに信じていました。
この臆病な自分を打ち破れたのは、どんな作品でもみたい!新作が楽しみ と言ってくれるフォロワーさん達のおかげです。
どんな自分であろうと、何を生み出そうとたぶん大丈夫
受け入れてもらえる という安心感が
こんな変なことを大真面目に言える土台になっています。
変なことを考えこんだり、突発的なアイデアが降ったり、それはたぶん私1人にしか起こらないのではない
「個人的なことは普遍的なこと」だから
もし、これを読んだ人の中に、実は何か変なことを考えてたり、周りに理解されないだろうから言ってない趣味があったりとか、大衆の好みに辟易していたりする人がいたら、わたしのマシュマロに送ってください。
長文でもよいです。
私が犯罪以外は肯定します。そして、たぶん他の人だって面白がってくれます。もっと発信していったら?って言ってくれると思います。
フォロワー100人って、自分の内側をさらけ出すには多いけど、一方でsnsのフォロワーという観点ではまあ少ない方だと思う。
そんなに少ないのに共感してくれる人が一定いるんだもん、絶対大丈夫な気がします(ここまで読んで勘が鋭い方は気づいたと思いますが、私は占いはいい時だけしか信じないタイプです)。
好きなものを自由に作ったり、デッサン狂いまくりのくにゃくにゃの絵を描いたり、なんか言ったりしても、好いてくれる人はいるので
正しいだけが正解じゃない
自分の好きなことを自由にやって、本当はこう思っているんだってさらけ出して、それが他者に受け入れられた時は、まだこの世には希望があるなと思えるわけです。
そんな、らもちゅちゅのリリースnoteでした。
企業みたいに、新しいシリーズを作りました!という本質だけを上手に伝えることはできなくても、人間性が作品や、その他プロモーションなどに映り込むのがハンドメイド作家の良いところでもあると思うのです。
ここまで読んでくれてありがとうございます( ・ᴗ・ )
実は、リリース記念にらもちゅちゅシリーズの新作を3点アップします。🎉
なにやら1/21(土)にminneのクーポンがでるみたいなのでその日までには出品しておきますね。
価格は たからもの箱としし座さんは¥3500,じゆうちょうは¥4000になりそうです。
らもちゅちゅシリーズは1本1本全然違う素材を使ったアートだったり、配置に拘ったりするので今出してる他のデザインよりも高く設定しています。
それでは
長文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
みなさまが、せめて夢の中だけでは、親切な獣の上でお昼寝できますように。