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「メディア王~華麗なる一族~」シーズン3がU-NEXTにやってきた

こんにちは。テレワークの会社員です。

コロナ以降、動画配信サービスを5個ぐらい常時契約し、何かしら海外ドラマを見ている生活です。平日も、寝る前に1~2話見ることを楽しみに、夕方には仕事を終わらせることを目標にしています。

そんな私がいま見ているのは、「メディア王~華麗なる一族~」シーズン3。

2月4日からU-NEXTで放映開始されたばかりです。さっそく観ています。一気に全エピソードが配信されているのが嬉しい。1週間に1本配信というペースの番組もありますが、私はあれがだるい。〇曜日に配信されるから観よう、とか気にしたくない。一気に観たい派です。

このドラマは、世界的なメディア王であるルパート・マードックをモデルにしているとのこと。80歳になったメディア王の後継者の座を、4人の息子・娘が争います。

やっていることといえば、家族や会社の重役たちとつるみながら、ケンカしながら、自家用ヘリや運転手つきの車で移動しながら、会社の株価を上げるためのメディア戦略、株主との交渉、人脈づくり、融資の交渉、買収、不祥事の隠蔽。ストレスに耐えかねてドラッグに手を出す息子もいる。お金はうなるほどあるが、もっともっと欲しいみたい。庶民から見ると、何それおいしいの?楽しいの?というような生活です。

80歳のメディア王は、子どもたちに平気で悪態つくし、ひどいことを言って傷つけるし。たまに優しいことを言ったかと思えば自分に都合よく働かせたいだけ。4人の子どもたちは、そんな父親の後継者の座を狙いますが、その根底には、父親に認められたいという承認欲求があるようです。父親も、苦労して成りあがった自分とは異なって、生まれたときから恵まれた環境にあり、修行が足りない子どもたちを厳しい立場に追いやり、奮起させ、成長させようとしているようにも見えます。相手を支配し、屈服させることが好きなようにも見えるのがつらいですが・・。

80歳のメディア王とその4人の子どもたちは、時に敵味方になって争いますが、そんななかでも、家族に対して情はあるので、相手が具合が悪ければ本気で心配するし、窮地にあれば助けにいくこともある。しかしきょうだい間のライバル心は熾烈で、相手が自分の上に立つのは認めない。

ブラックジョークが飛び交う会話が楽しいし、俳優たちの演技がうまいので、親子が会話しているだけで、ひりつくような緊張感があります。

なお、キャラクターでおもしろいのは、強大な父親に立ち向かう次男ケンダル。詰めの甘さが災いして何度も打ち倒され、メンタルも支配され、シーズン2はずっと生きるしかばねのようでしたが、シーズン2の終盤で立ち上がりました。メンタルが不安定すぎて(躁うつっぽい・・)感情移入はできないのですが、きっと視聴者の大半はケンダルを応援していることでしょう。愛称は、ケン。私も心の中で、ケンって呼んでます。

そしてシーズン2では、会社の法律顧問ジェリーと、メディア王の3男ローマンの不思議な結びつきができましたが、その人間関係もシーズン3で活きています。修羅場であっても、大事にしたいパートナー(?)がいると楽しそうだね。なんだかこういう感覚は身に覚えがある。仕事に夢中で仕事に依存しているとか、勤務時間が長くて一緒にいる時間が長いので楽しみを見つけたい、とかが背景にあると推測しますが、仕事仲間と疑似恋愛してしまうことありますよね(?)。私は最近はプライベートが充実しているので、そのようなことはありませんが・・。ドラマに戻ると、一方でシヴォーンとトムは夫婦なのに、仕事で上下関係ができてしまうことによって、ストレスが生まれている。夫婦だからこそなのか。

庶民の生活とはかけ離れているし、行動がぶっ飛びすぎているので誰にも感情移入できないにも関わらず、不思議な面白さです。エミー賞、ゴールデン・グローブ賞を多数受賞している、HBOが自信を持ってお届けするドラマ。私も自信を持ってお勧めします。

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