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【推し】D-DAYを克服できた話

バンタンユンギさんのソロコンサートの様子を収めた映画、
SUGA | Agust D TOUR ’D-DAY’ THE MOVIE を観てきました。
め~っちゃ良かったので、その感想を書きます。

共感してくれる人がいたら良いんですが、今まで私の中でD-DAYは「コンサートに行けなかった」っていう悔しさと悲しみの残るアルバムだったんですよね~(もちろん楽しさやわくわくの方が勝つけど)。
ツアーが終わっても、2年間ユンギさんを待つ日々が始まっても、ビハインドが出ても、DVDが発売されても、全落ちの悪夢がなかなか私から離れてくれなかった。ずっと「行けなかった(´;ω;`)」って思ってしまうのだ。(←いやいい加減切り替えろって話だよね~!!いつまで言ってんだよッてね~!!こんなんじゃまた新規はめんどいとか言われちゃうナァ~!!)

でもね、ユンギさんが魂を込めて作ったアルバムが大好きで、ツアーが本当に伝説で、好きであればあるほど、ツアーに参加できなかった自分はD-DAYの思い出を持てなかったように感じてしまっていたんです。何となく気持ちが当時で止まってる感もあった。参加できてないツアーが終わったって言われても、その実感がなくて寂しかったのかもしれない。
もらった箱の中身をちゃんと確認しないままほったらかしにしちゃった、みたいな。ユンギさんはファンにあれだけ渡してくれてたのにね。私はいつからこんなめんどくせぇオタクになってしまったのか。


っていうので、ツアーで歌われた曲は純粋な気持ちで聞けないな~とか、当時の感想とか見るのはしんどいな~とか思いながら半年ほどを過ごしてきたわけです。もちろん普通にオタクしてたけど、D-DAYで得た感情を直視してしまうと、じわじわと自分が嫌なやつになってしまいそうでね~。地味に辛かったですね~。

で、このモヤモヤを解毒してくれたのは、なんと他でもないD-DAYツアーの映画でした。目には目を、歯には歯を、D-DAYにはD-DAYを。かどうかは分かりませんが、何だかすごくスッキリして、ようやく過去のこととして触れられるようになりました。

(以下映画のネタバレっぽい話あり)
映画の何が決定的な要素だったのかは分からないんだけど、やはり舞台に立つユンギさんの笑顔を目に焼き付けたことが大きい気がする。
ファンの声援を聞いた時、ファンに歌ってもらって満足した時、広告やってる企業のスマホ見つけた時、放送禁止用語を叫んだ時、、、あのぴかぴかの笑顔が見れると本当に嬉しい。まぶしすぎる。ありがとう。
この人舞台が楽しいんだなって幾度となく思ってきたけど、D-DAYのときのユンギさんは、もはや舞台で生きるためにここまでやってきたかのような姿で(本人もそんな感じのこと言ってた)。この人がこの瞬間これだけ大勢の人と幸せになれたんだったら、何かもう全部OKじゃないかな~(単純)って俯瞰して見れた気がします。



曲に関しても、今まで何となく避けていたseesaw(分かる人には分かるこの曲の辛さ)を真正面から好きだなと思えたし、一つ一つの和訳を見直して歌詞を再解釈できたし、歌い方とか言葉の発し方をやっぱり好きになって、なぜか一回も行けなかった事実を重く受け止めすぎていたと気づいた。

D-DAY期のユンギさんを見て「会いたかったな」という嘆きではなく「やっぱり好きだ好きになって良かった」と心から思える、その瞬間D-DAYがようやく思い出になったなと感じました。


これからは、AgustDも、D-2も、D-DAYも、それにまつわる感情たちも、一つ残らず全部一緒に大事にできる気がするな~。こんな人生に寄り添ってくれる宝物、丁寧に届けてくれてありがとう。今まで見て見ぬふりをしててごめんなさい。きちんと開封しました。

アーティストになった彼が生きる上での葛藤・辛さ・やるせなさを曲にし続けて、それがツアーを通して世界中のファンに共有された。この事実が何よりも尊いんじゃないだろうか。

どうかもう辛いことも怖いこともありませんように、知らないものや恐ろしいものに苦しめられませんように、全部大丈夫になるよって言ってくれる人がそばにいますように、もう一人で涙を流しませんように、自分を押し殺しませんように、ユンギさんが大事にしたいものを守れますように、
───という、オタクの激重感情を呼び起こす素晴らしい映画でした。


いや~本当に良い映画だったな。。。
「アーティストは公演をしなきゃ」ってユンギさんが言ってたけど、ファンも公演を見なきゃだめだわ。たった80分の、しかも映画でこんなに良い人生経験になったんだから。
見るかどうか迷ってる方、今が最後のチャンスですよ、、、この絶好の機会を逃さないようにね、、、

読んでくださりありがとうございました~