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ひな祭りを犠牲にして得たもの

もう二週間も経ってしまったけれど、3月3日・4日にしおたんこと塩谷舞さんの「WEBライティング講座」に参加した。ちなみに今日のこの記事タイトルはしおたんさんの「ひな祭りを犠牲にする覚悟はあるか?(イベント告知です)」というnote記事タイトルから拝借している。

私がこの講座に参加する前に何を考えていたかは、ひとつ前の記事に書いた通り。


当日、完全アウェイのつもりで会場に足を運んだら、まさかの友人・橋本美香ちゃんが参加していて、一気に和んでからの講座スタート。


私は地元大阪での開催をラッキー!と思っていたけど、参加者30名のうち半数は東京やその他地域からの遠征組。10代から50代?まで年齢層も幅広く、男女比率も半々くらいだっただろうか。そしてやはり半数くらいが、WEBメディアの運営やライターなど、ネット上でのアウトプットを仕事にされていたのではないかなと思う。


そんな見事にバラバラな受講生達を前に、しおたんさんが淡々と話してくださったのは、今のポジションにたどり着くまでの紆余曲折、インフルエンサーという仕事の可能性と大変さ。そして「バズを狙いに行く」ことに対するプロ意識の高さ。発信を追っているだけではわかりづらい、インフルエンサーの生の声をたくさん聞けたことは本当に貴重な経験だった。


「セミナー内容は外部流出NG」と事前に言われていたので、あまり書けることはないかと思っていたものの、別のイベントレポートや取材記事などで公開されている部分も多かったので参考までに。

「伝えたい」ものを「届けたい」ところへ。“無人島でお祭り”にならないWebコンテンツづくり

WEBメディアでの情報発信をする前に、気をつけるべき26のポイント

インフルエンサーへお仕事を依頼する際に気をつける5つのこと【しおたん #最先端メディア論

一日目の前半はこういったノウハウやマインド系の話。ランチ前には、しおたんさんのクライアントでもある近畿大学の広報さんと、第一パンの開発者さんから、近大マグロの骨のエキスを使ったコラボ商品「和風焼きカレーパン」について話を伺うという「模擬会見」も開かれた。

この会見を自分なりにまとめて記事にするというのが、この日に出た課題A。私はフリースタイルの課題Bを選んだのだけど、Aを選択した方の記事も面白いです……!!

一人ひとつ配られた「和風焼きカレーパン」+αでお昼を済ませたのち、午後からはひとりひとり自己紹介&しおたんさんからの個別アドバイス。自己紹介では、初対面の人に自分のことを端的に説明する力のなさを痛感したし、人の振り見て我が振り直せと背筋を伸ばした場面も多かった。


一日目終了後、翌朝締め切りでライティングの課題が出て、夜帰宅してからもその執筆にしばらく追われた。そして二日目は終始その課題の個別レビュー。30名分の自己紹介と個別アドバイス、課題の個別レビューはなかなかのボリュームで、聞いているこちらはとても勉強になったものの、しおたんさんの労力は相当なものだっただろう(実際かなりヘロヘロになっておられた……)。

講座内でしおたんさんにレビューをいただき、その後加筆修正してアップしたブログ記事(食べることで、里山の風景を守れ。)は、しおたんさんにリツイートしてもらったお陰でかなり拡散した。恐るべし、インフルエンサー……!!

これまでも何かアウトプットするときは、単に事実や出来事を羅列するだけでなく「私が」どう思ったか、「私が」なぜそれを好きになったのかなど「そこに至った理由や経緯」を表現することを意識していた。でもしおたんさんは更に「私が」なぜそう思うのかを、社会や時流という「上位概念」と紐付けて考える視点を大事にされていた。私がひな祭りを犠牲にして得たもののうち、最もありがたかったのがこの「視点」を知れたことだった。

タイムリーなことについ昨日、しおたんさん自身がこの考え方についてもツイートされていた。

しおたんさんが運営するウェブメディアmilieu(ミリュー)の記事はどれもとても読み応えがある。私がしおたんさんの記事を好きな理由、長い記事を一気に読み進めずにはいられない理由は、このミクロとマクロの、主観と客観のバランスの心地よさではないだろうか。


ちなみにこちらは二日目に用意されていた「豪華ランチビュッフェ」。しおたんさんのイメージである白を基調に、春っぽく仕上げました!とおっしゃったのは、ケータリングを担当されたラ レトルさんと、円卓さん

見た目はもちろん、とても優しい味わいで、ショートしそうな頭や心に染みました……。


マイクロインフルエンサーを目指す、と臆面もなく公言してはみたものの、この二日間でその道のりは決して平坦ではないことを痛感した。それと同時に、進むべきはこっちだよ、と方向を示してもらえたことを、心強くも感じている。 講座のあとの打ち上げでは、受講生仲間の皆さんの多彩な話を聞くこともできた。貴重な時間を共有した者同士、今後も何かしら繋がりを持てればいいな。

いつか振り返ったときに、あのセミナーに参加したことがひとつの転機だったと言えるように、あとは私が自分の力を、コツコツ蓄えていくのみ。 まずは立ち上げたばかりの「自然派ワーキングマザーのライフハックブログ《SmartNatural.Life》」を愛されるブログに育てていくことと、長年放ったらかしにしていたツイッターの世界観に慣れること、かな。さあがんばろう。


後記:
しおたんさんとたまたま帰りの電車が一緒になり、その車内で「娘が二人いるんですけど、ひな祭り犠牲にして参加した甲斐がありました^^」と言ったところ「リアルに犠牲にした人、いた……!」と唖然とされてしまった。我が家はイベントごとにまあまあ無頓着なのだ。



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