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「ゆきどけ」@GRAPES KITASANDO

先週日曜日のライブ、
会場にお越し頂きました皆様、
配信でご覧頂いた皆様、
ありがとうございました!

GRAPESの前にある河津桜が咲いていて綺麗だったな。
やっと春を感じるようになってきたね。

この日のライブは私にとってとても大事な日になりました。
この感覚でライブを作り上げることができたら、
歌と演奏を奏でることができたら、
みんなの前で歌う意味があるかもしれないと思えた。

え?そんなに長く歌ってきてそれが今???と思う方がいたらごめんなさい。
今までも、もしかしたら瞬間的にそれが出来ていたことはあったかもしれない。
でもハッキリとこんなに自覚できたのは初めて。

実はリハーサルで、
涙が止まらなくなって歌えなくなった時がありました。
私の前にはガラス越しに見える桜、
そこに鳥がとまって、
人は立ち止まって桜を見上げて。
早く会場に着いたお客さんはその桜の隣で、
リラックスした表情でのんびりしていて。
着物を着た女性が桜の下で記念撮影をしていて。
私の目の前にはヴァイオリンの裕子さんがいて、
素晴らしい音色を奏でてくれていて。
今も続いているウクライナでの戦争、
大統領や市民の心細さがよぎったり、
戦いたくないのに戦いに行かなければいけない人たちのことがよぎったり。

人は対照的なことが起きないと実感として感じられないのでしょうか。
喜びには悲しみがつきものなんだろうか。
平和を感じるには平和でない事柄が必要なんだろうか。

音楽ができるというのは、やはり色んなゆとりがあるからだと思っています。
そう思ったらいまこうして自分が歌っていられること、
裕子さんと一緒に演奏できること、
GRAPESというお店があってスタッフがいること、
これからお客さんが来ようとしてくれていること、
それがとっても貴重で大切で嬉しくて。

リハーサルでそんな風に感情がかなり漏れてしまったので、
本番は最初の方、ハンドルが効かない運転のような、
操縦するのに苦戦したのですが、
でもあの感覚で歌うことができたら、
みんなもその感覚まで引っ張ることができたら、
私は人前で歌う意味があると思えた。

あ〜〜〜とにかくこの感覚に歌えば行ける人にならなければ。

新曲「ゆきどけ」も聴いてくれてありがとう。
さらにブラッシュアップして、
みんなに形にして届けたいな。

裕子さんのヴァイオリン素晴らしかった!!
アレンジも演奏もどんどん進化していくから、
私も頑張らなければ。

皆さんもきっと今それぞれの毎日があって、
色んな状況のなかにいると思います。

でも私たちはそれぞれの環境でしっかり楽しまなければ。

不安にもなるし、戸惑うし、悲しくもなるけれど、
惑わされずにしっかり自分の心を持たなければ。

1人だと難しい時もあるよね。

そんな時そっと力になる時間をライブで、
離れているときは音源で、
皆さんの元に寄り添えたらいいな。


<セットリスト>
1 真冬の向日葵
2 ピーチネクター
3 笑まひ
4 手と手
5 perfect day
6 Landscape Under The Ghost~KAMINANO~(弾き語り)
7 ゆきどけ(弾き語り)
8 幸〜sachi〜
9 私の彼は左四つ
10  The kiss
11  会いに
12  キラキラハルカ

ーアンコールー
心恋-URAGOI-

2022.2.27@GRAPES KITASANDO 

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