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響け!ユーフォニアム

昨日アニメ・響けユーフォニアムがいいと聴いたので、まずYou Tubeで登場人物などの動画を見た。
キャラデザイン、かわいい!ぷっくりした唇、頬の質感がとても好き。
久美子〜

自分が中高と吹奏楽部だったので、思い出そのままリアルに蘇ってきた。

地区大会突破の嬉しさ、涙の関東大会銀賞、(宇治北の金賞はホントにすごいことなんだよ)先輩への憧れと同級生との温度差など…

とくに高校時代の部活は色濃いものだった。3年生たちの厳しさと上手さに惚れ惚れし、私もああなりたいと練習漬けの日々。
スパルタ3年生がいなくなったあとの反動か2年生はやさしく、練習もゆるくなったり…

そしていざ自分たちが3年生になったらやっぱりもう少し気合入れて取り組もうとして、でも同級生との価値観の違いで仲間割れしたり。

私は大真面目に関東大会金賞を志して練習していたけど、仲間内で不協和音が流れるのはイヤだし、どっちかに偏ることもできず自然と間を取り持つような立ち位置になったと思う。

またの名を中間管理職、エンドウ。

みんな意見がバラバラだなぁと思いながらファミマのフライドポテトを食べていた気がする。
あれはおいしかった。

そんな感じだから3年生になると副部長になっていた。

どうしても部長は矢面になってみんなの意見を聞いたり、批判も受け止めなきゃならないから細かい事務的なことは副部長の役割だったし、私もサポートできるのが嬉しいタチだからよかった。

静かなる熱血副部長として夕日に向かってホルンを吹いていた日々が懐かしい。

それにしても、ユーフォニアムが主役になる作品ができるなんて当時誰が思ったかなあ。

というのも、吹奏楽は花形と言われる楽器はトランペット、フルート、サックスなどで、いつもメロディーを担当する楽器だからみんな取り合いになるくらい人気だった。

私がやっていたホルンやユーフォニアムはリズム打ちやハーモニー担当でどちらかというと目立たない楽器に分類されてしまう。

ただ私たち中低音担当がいないと、家でたとえるなら1階がないまま2階を建てようと言っているようなもので、バンド全体の響きが薄っぺらくグラグラしてしまうからホントに必要不可欠なのだ。

響けユーフォニアムのお陰でどれだけの女の子や男の子がユーフォを手に取っただろう。
ホルンより少し低音で、あのまろやかで包み込むような音に魅力を感じる人がたくさんいるんだろうなぁ。

バンドの並び的にも、ホルンとユーフォはいつも横並びで座ることが多く、「バンド内の調和係」として音楽面でも部員間のつなぎ役としても動いていた。



 部活が生きがいの人


なんと現在地上波でアニメをやっているではないか。見るのが楽しみになってきた。

結局、すべてを出し尽くした関東大会は銀賞に終わり悔しい夏の終わりになったけど、私はその後も熱覚めやらず、まわりの意見に耳を貸さないまま「プロになるんだい」と決めて東京の門を叩くのでした。






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