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世の中、やったヤツにしか見えない世界があるもんだ。

数少ないフォローの中にトライバルメディアハウスの池田さんがいる。彼の記事がめちゃ的を得ているので引用させてもらいつつ、紹介したい。

基本的にTwitterもFacebookも使っていないし、ニュースアプリもBBCくらいしか入れていない僕の情報源は本や文献が多い。最近はKindleで読みまくっている。あと街ぶらぶら。

ただその知識を使えていないな〜と思うことはよくある。

「知っている」と「使える」にはものすごい距離がある。そして使えるになるには多くの「試す」が待っている。

Step4:アウトプットする②使う
何度も言いますけど、ビジネス書なんだから、「あ~!いい勉強したナア」じゃ意味ないんです。使って、課題を解決しまくってゴールです。

だから、この段で、使う。使いまくる。学んだフレームを使って提案書を書いてみる、学んだリーダーシップ理論でチームを率いてみる、とにかく使う、実践する。

学んだ知識の粗熱がとれていないから(自分のものになっていないから)うまくいかないことも多いけど、とにかく実践してみる。

実践しながら感じたことをメモ書きに残しても、残さなくてもいい(僕は面倒くさいから残しません)。とにかく使い倒してみる。これがよっつめ。

実際本で学んだことをやってみようと思うと、ビビるくらいマジでできない。なぜか?

参考になるのは、エイドリアン・スライウォツキーが唱える学習の4つのステップ。

1 Awareness (気づきや学び)
2 Awkwardness (ぎこちない=うまくできない時期)
3 Application (なんとか使えるようになる)
4 Assimilation (無意識でも使える)

本を読めば、1Awareness(気づきや学び)は得られるが、2が一番苦しい。使ってみると「え?これどうすんの?」の連続。読んだ以上に疑問が出る。そして、できる気になった自分は本当に気分だけだったのだ…と気づく。しんどい。

しかも、本を読んでも答えは書いていないので、自分で仮説を考えるようになる。仮説を試していくうちに、チャリンコと同様でいつの間にかできるようになっている。たくさんコケるけど。

爆速で学習するために

以前、ある方にラーニングピラミッドの存在を教えてもらった。結論を言うと、教えることが一番学習し、講義や読書は全体の10%程度しか学習しないらしい。肌感的にも間違いないと思う。

Step5:アウトプットする③話す(教える)
最後。この仕上げがとても大事。話す、教えるです。

僕の場合、会社を経営していたり、いろんなところで講師をやるので、人前で話す機会がたくさんあります。

会社経営であれば取締役会、経営会議、タスクフォースでのMtg、客先でのプロジェクトMtg、朝礼や社内研修会でそれこそ様々な話をしながら意思決定をするし、外部講師であれば広告やマーケティングの講義をする。

日常的に、話す、または誰かに教える機会がふんだんにある。でも、多くのビジネスパーソンは、吸収した知識を話したり、人に教える機会が少ない、またはぜんぜんない。

だから、学んだほとんどのことが吸収されきらない。さっきまでのプロセスでせっかく栄養素を吸収できたと思ったのに、血肉にならず体外に放出されてしまっている。

これを防ぐためには(血肉にするためには)人に話さなければなりません。読書を通して一旦頭に詰め込み、実践を通して粗熱をもった情報を、冷ましながら味を染み込ませる最後の工程。

ここで、できる限り多くの人に、できる限り多くの回数、話すんです。講師の機会がないなら、後輩や同僚をつかまえて教えてあげるんです。読書会を企画してもいいでしょう。とにかく話す機会を強制的につくる。

話す機会を強制的に作るのが大切だと思う。いや、ちょっとそういうのが面倒です、恥ずかしいです。なら誰かに向かって話してる体でブツブツ言ってみてもいい。(イヤフォンをしていれば、あ、テレカン中かな?って見られるので安心)

僕の場合は奥さんによく話す。業界の理解がないor知識がない人なので、例えば〜の話がたくさん必要になる。たまに意外と鋭い反論をするので、やりこまれる。説得するために材料を集める。このプロセスでだいぶ理解が深まる。(これをやらずに会議で知ったかぶったら、ひどいことになった)

本で得た知識だけじゃなくて、日々の学びも実践しないとレンタル品の武器のようなもの。一瞬は手元にあるけど、いつかはなくなってしまう。

最近失敗を恐れているような気がするから、もっと大胆にいこ。




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