人生会議、父は参加しません
去年のお正月は、実家の家族でもしバナゲームをやってました。
もしバナゲームというのは、カードゲームを通して「自分が余命6ヶ月だとしたら、何を大切にして過ごしたいか」を表現するゲームです。
母は喜んでゲームに参加したのだけど、父は「人のことなんて分からなくていい」と参加しませんでした。
正直、父親らしくてふふっと笑ってしまいました。
だって、父親の自分は自分で、他人は他人で、わかって欲しいと思ってもいないし、気を使うってことも好きではないというところが全く変わっていなかったから。
俺はそういうのに興味はないよ
それが、お父さんの気持ちなんだね。おっけーおっけー、了解しました、おけまるです。
もちろんね、どうしたいかを話していけることも大事だし、話をした方が後悔も少ないのかもしれないけれど、したくない人もいるだろうし、できない人もいるんだよね。
そして、その話し合いの有無があるから絶対いいお看取りになるわけではないから、やりたくないというのはそれはそれで良いのです。
父のそういう「みんなはそうかもしれないけど、俺は俺で好きにやるから」っていうところ、その態度を最後まで貫かせてあげるのがお父さんの看取りプランだね、と勝手に母と見積もりました。
間違ってたり、嫌そうだったらその時に変えればいいのです。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は一発ドーンで決めるもんじゃないからね、そう思ってない人もいるけど。
母とはどんなことが大事とか、これは嫌だという話ができて良かったし
父の変わらなさが見えたことも良かったし
何より、「この手の話はタブーだよ」という壁を無くせたのが良かった。
人生会議って言葉にすると、すごく大仰な感じがするけれど
「結婚するならこんな人がいいなぁ」とか「宝くじが当たったら何買う?」ってのと同じノリで話していいことだよね、と個人的には思ってます。
残念なのは、もしバナゲームが好きでマイスターもとったのに喋るし、カード触るからしということで、もしバナゲームのプレイができなくなったこと。
コロナが落ち着いたら
コロナが落ち着いたら
と言っていますが、コロナが落ち着いたらやろうと思っていることが溜まっていきますね(笑)
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