江副亮子/インドで下着をつくりたい

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Rangorieという名について

今日は私たちのブランド名についてのお話。 Rangorie = Rangoli + Lingerie Rangorie(ランゴリー)と言う名前は、インドの伝承模様”Rangoli”(ランゴリ)と、装飾を楽しむ下着”Lingerie”(ランジェリー)を組み合わせてつくりました。 Rangoli(ランゴリ)とはランゴリとは、インド各地で家に幸福を呼び込むために描かれる模様のことで、床や地面をキャンバスにします。Rangoliを描くのは基本的に女性のため、女性の象徴としても捉

    • インドで下着をつくりたい その3

      前回のつづき。 意欲溢れる人達のパワーを活かさないと、もったいない! そう思いながら1回目の滞在(2010年10月~11月)を終えた私は、2011年1月、再びSaurath村に戻りました。 「おかえりなさい!」 「帰ってきたのね!!」 村の人たちが、「本当に帰ってきた!」と驚いていました。「また来るよ」と言っても、まさか本当に戻ってくるとは思っていなかったようです。 おしゃれな女性達インド滞在の楽しみの一つ。それは、インドの衣装はとても美しく、見ていて飽きることが

      • インドで下着をつくりたい その2

        前回のつづき さて。男女の差に衝撃を受けた私。「なぜ男性の方が有利に扱われるのだろう。」と疑問を持ちながら観察してみると、そこには納得する?理由がありました。 女性の立場が弱い理由当時その地域では、”ダウリー”という制度がありました。 ダウリーとは、結婚する時に、女性側の家族が男性側の家族に渡す金品のことです。このダウリーの額や品物を条件に結婚の交渉が行われます。ダウリーの額は家により様々ですが、私が話を聞いた人は親の年収の3倍以上を用意すると言っていました。(その人に

        • インドで下着をつくりたい  その1

          ナマステ。Rangorieの江副亮子(エゾ)です。 Rangorieマガジン初投稿!今回は、なぜ「インドで下着をつくりたい」という思いが生まれたのか。そのきっかけとなったエピソードをお話しします。 はじまりインドを初めて訪れたのは2010年。滞在したのは、インド北部のBihar州にある、Saurathという村でした。 当時私はリコーというコピー機などをつくるメーカーに勤めていました。リコーで始まったBOP(※)プロジェクトのメンバーとして、「現地の人と一緒に暮らし、その

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