見出し画像

心優しきエンターテイナー、オレンジ色の王子様~ジェルくんへ~①

今日、7月28日は、この1年ほど私が娘と一緒にせっせと推し活にいそしんで追っかけを続けている、「すとぷり」こと、すとろべりーぷりんすのメンバーで、オレンジ色担当、笑いの天才最強エンターテイナー🧡ジェルくん🧡の27歳のお誕生日です。

ついこの間まで洋ロック一筋で、モッシュ&ダイブの嵐の中、オイオイ拳を突き上げる汗臭いLIVEにばかりに通っていた40代後半のロックおばさんが、一夜にして、今を時めく若き王子達に沼落ちした経緯については、以下の記事に記しました。

上記の記事でも書いたとおりに、私は、昨年8月27日にベルーナドームで行われた、すとぷりのLIVEに娘の付き添いとして参戦し、すとぷりのママリスナーとしてデビューしました。そのLIVEの後、すとぷりについて色々と情報を収集し、過去の動画を遡って見聞きし、各メンバーのメモリーを買ったりして、それぞれの過去や活動の背景などを少しずつ知っていく中で、私はジェルくんのリスナーになりました。

今日はジェルくんのお誕生日ということで…、今、自分の中にあるジェルくんへの思いを綴ってみたいと思います。毎度書いておりますとおり、私はまだ、推して1年未満の新規リスナーゆえ…。見方や解釈が甘いところなどは、何卒、ご容赦いただけると幸いです。

なお、あまりに長くなってしまったので、記事を2つに分割しました。こちらは、前編になります。

私がジェルくんに心奪われた瞬間

自分が、ジェルくんに強く心を奪われた瞬間は、今でもはっきりと覚えています。ベルーナドームのLIVEが終わってすぐ後に、「ジェルくん、活動休止と言っていたけど、何でだろう?」と気になり、ジェルくんが自身の活動休止について話をしている動画をYouTubeで見た時のことでした。

夕方の家事をしながら、それほど身構えもせずに聞き始めたのですが、ジェルくんの話が進むにつれて、激しく心を揺さぶられてしまい、手に汗を握りながら、いつの間にか動けなくなっている自分がいました。最後の方では、熱いものが込み上げてくるのを、必死で抑えていました。

その時に、私が心の中で叫んでいたのは。
「この人、私と似てるー!!」
…ということでした。

私がジェルくんに感じた共通点

ここから少し、私自身の話をさせてください。

(以下、私の個人的な話になります。読むのに抵抗がある方は、後編「心優しきエンターテイナー、オレンジ色の王子様~ジェルくんへ~②」まで飛んでくださると幸いです。)

昨年の晩夏、私はメンタルがガタ落ちしていました。娘が完全に不登校になり、息子も集団生活での苦労が発覚し、発達障害の疑いが浮上。そんな中、泣く泣く仕事の退職を決断した頃でした。子供たちが2人とも学校になじめずにツライ思いをしている姿を見て、もしやこれは、母親である自分に原因があるのでは? 私の接し方、育て方が悪いのでは?と思い悩んでいました。そしてそんな中、自分自身と改めて向き合い、自分の過去を振り返って、自身の色々な問題に気づき始めた時期でもありました。

40代も後半になってからハッキリと自覚したのですが、私の実家の家族も、今でいう「機能不全家族」でした。些細なことで、急に我を忘れて、家中が震えるほどの怒鳴り声をあげて怒り狂い出す父親のもとで、私は小さい頃からいつも、家族の顔色をうかがいながら生きてきました。母親は、悪い人ではありませんが、子供の心に寄り沿うタイプではなく、世間体を気にして、我が子にも普通であることを求めてくる人でした。

そんな環境の中、3歳年下の弟は、中学2年から不登校になり、その後一度もまともに社会に出ることのないまま、今も実家でひきこもり。両親の年金で暮らしています。

弟が中学生で不登校になった頃は、それはまぁ、家の中が荒れて荒れて、大変でした。飛び交う怒号、時に暴れる弟。冷え切って、ピリピリと張り詰めた空気。当時高校生だった私は、とにかく家にいるのが嫌で、部活を理由に毎日、朝早く家を出ていました。高校の手前にある自販機で、温かいミルクティーを買って部室に向かった、あの朝の冷たい空気を忘れることはないと思います。必死で自分を保って一人生きていました。

なので、ジェルくんが、ご自身の過去のつらい経験を話している内容と、今なお抱えているその苦しみを、どうしようもなく自分と重ねてしまって、心をえぐられる思いがしました。家族にとって良かれと思って行動したことが、裏目に出て怒られるとか、もうあるある過ぎて…ね。

さらには、ここだけで書きますが、私も勉強だけはできたので、そのことが唯一自分にとっての心の拠り所になっていました。家の中が殺伐としていても、テストで良い成績を持ち帰ると親の機嫌が良くなって、家庭内が明るくなるなんてことが、しょっちゅうだったので。勉強で必死に結果を出そうと足掻いていた、そんなところにも、深い共感を覚えました。

そして、この年になるまで私は、頑張っていない自分、何かをしていない自分、結果を出せない自分はダメだと思い込み、遊んだり休んだりすることに罪悪感を覚え、そのままの自分では生きている価値がないという呪縛から、ずっとずっと逃れられずにいたのです。でも、子供の不登校をキッカケに自分自身と向き合い、そんな自分にやっと気づくことができて、少しずつでも変えていこうと動き出していた時期に、ちょうど、ジェルくんと出会いました。

真新しい人生の救世主

そういった私自身の人生のタイミングもあって、ジェルくんとの出会いはまるで、これまで知りもしなかったまったくの別世界から、真新しい救世主が、自分の人生に突如として現れたような感覚でした。

ジェルくんの話に激しく心揺さぶられてしまった私は、その後すぐにジェルくんのサブスクに入会。過去の配信の録音を順番に遡って聴いていきました。サブスクだからこそ触れることのできる、ジェルくんの繊細さや優しさ、温かさ。ジェルくんがご自身の内面について触れ、こんな風に考えてみよう、こんな風に生きていこうと、人生の深い話をする時。共感したり、納得したり、学んだり、新たな気付きをもらったり。親子ほども年の違う、生まれも育ちも何1つ共通点なんてないように思える、20代半ばの一人の男の子の言葉が、こんなにも深く私の心に入り込み、寄り添ってくれるという事実が、正直とても不思議な気がしました。こうして私は、サブスクでの配信を通して、次第にジェルくんに強く心惹かれるようになっていったのです。

もしかして、もしかしたら…。
こういう好きになり方は、間違っているのかもしれない…。そんな思いに駆られることも度々あって。勝手に自分と似ているなんて思ってしまって、我ながら非常に偏執的な考えで、図々しいなぁ…と、申し訳ないという思いもあります。

でも、それでも。
これ以上ないタイミングでの出会い。
気付いた時には、ジェルくんの存在が私の中で、どうしようもなく大きくなっていて。

私はこうして、ジェルくんのリスナーになりました。

ぽかぽかジェルくんワールド

これは、私の勝手な想像ですが、ジェルくんのリスナーさん達はきっと、同じように心に何らかの傷や痛みを抱えている方が少なくないような気がしています。そして、だからこその優しさと温かさを持ち合わせている方が多いのかもしれないと推測しています。

その証拠に、ジェルくんのサブスク、メンシプのコメント欄は、いつも本当に温かいのです。少しでも不快に感じられるような発言をする人は、一人もいません。人の心を思いやることができる、素敵なリスナーさん達の集まりです。痛みを知っている人ほど、人に優しくなれる…。「推しに似る」のでしょうか? ジェルくんを中心に、温かいぽかぽかワールドが広がっていて、とっても居心地のいい空間になっています。そんなワールドの一員になれたことを、心から光栄に思っています。

・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*

今回のこの記事、長くなったので2つに分けました。
後編「心優しきエンターテイナー、オレンジ色の王子様~ジェルくんへ~②」に続きます。