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aikoと春はすこぶる相性がいい

『今日が風がとても良いから 窓を開けて熱を逃す』

aikoのカブトムシが聴きたくて、そのまま流れるaikoの曲を聴いて、閉鎖的なこのなんとも言えない気持ちから少し抜けだした気持ちになった。

我々には音楽がある。それは至極豊かな気持ちを手にすることができる。

在宅勤務になっている今、監視はされていないが、もともとタスク管理が苦手だから納期ギリギリでやったり全然はみ出ていたり(はみ出たことにも気が付かない)会議も忘れちゃって途中でNetflixかましちゃったり色々やっている。(どんどんやばい)だけどストレスフリーかと問われれば、間違いなくNOだ。

テレビをつけると不安を煽るような報道ばかり、Twitterを見ると、それを批判しまくるツイートの嵐。声を上げるのは大切なことだ。私もマスク2枚はくだらないと思うし、早く緊急事態宣言も出すべきだとも思っているけど。

もちろん自分も不安が潜在であって、きっとそれきっかけであろう嫌な夢を見ることもある。先日は橋から落ちて両足を骨折するという夢を見たし、その前は元カレとめちゃくちゃヨリを戻す夢を見た。(めちゃくちゃヨリ戻ってたな…。)

第一家にずっといること自体何らかのストレスを抱えることになる。

ひとりじゃないだけマシなのかもしれないが、いやそれは考え方次第だ。と良くも悪くも思うのだ。一人になりたいときもあるからね。

先日の季節外れの大雪のときに、ベランダに出て自宅の雪の写真を撮って会社に報告しないとで、ベランダに急いで飛び出したら随分前に禁煙している父がタバコを吸っていたところを見かけてしまってしばらく気まずいときが流れた。私だって見たくて見たんじゃない…。しかもこの状況になるのは初めてじゃない気がする。。

大切な日常とわかっていても、声が大きい家族の話や、見たくもないチャンネルになっていることや、シンプルにWi-Fiが弱い家にも、少しうんざりマンネリを感じ、そしてそのたびにTwitterを見たりInstagramをみたりする日々になってきていた。それはそれは情報過多だ。

それもあって先月からラジオに切り替えたりして、なるべく情報は入りすぎないようにしているけど、それでもやっぱりあふれるすぐに情報はあふれる。

そんなときの、aikoだった。机が窓際なので、椅子に座ってイヤホンをしてaikoを聴いた。耳だけなので疲れない。目の前は最高に天気がよくて、明るくて、身体が光合成したい!!!!と叫んだのがわかった。今日はロールカーテンをあまり開けていないことに気がつく。すぐに最大まで開けた。本当は全部開けたら近所の人に見られてしまうんだけど、でも全開にしたら燦々と太陽が。どひゃーー!くらった。

その時間にアルバムが終わるまで浸った後、顔に下地を付けて、眉毛だけかいて、髪にアイロンをしてしっかりワックスを付けてセットして、マスクを付けて近所の八百屋さんとコンビニとパン屋に行った。これは自分のための身だしなみ。少しでも気分が上がるように。(大成功)

最小限の距離で、裏道をいっぱい通って人には会わないようにして、写ルンですで何枚か春の写真を撮った。

気が付かなかったけどもうしっかり新芽が木々には芽吹き春を告げている。しっかり木を見ると、小さな目がたくさん出ていて、鮮やかな新緑やときに赤芽も見れる。だいすきな季節なのになあ。と強い春風を浴びなから少しまた切なくなり家に戻ってきた。だがのんきなことは言ってられない。感染予防は今や自分のためだけでなくて被害拡大を防ぐため。責任がある。

コロナが収束したら現像に出すつもりだ。それまで自分にできる対策はするし、仕事も頑張ろうと思う。ありがとうテレワーク。私を活動的にさせてくれてありがとうaiko。どれだけ小さな衝動でも、それを大切にすることがめちゃくちゃおもしろくなると信じている。

イラスト:人気のないところにいた誰かに捨てられて繁殖したであろう植物の絵。

ありがとうございます!!グッズたくさんつくります!