見出し画像

【TIDE】【LOTTA】 作品をみてきた

1月にTIDEさんとLOTTAさんの作品を1月に観にいってきた。
LOTTAさんはアートフェア東京2023ではじめて知った。
LOTTAさんの作品を友人に話したところ、似ているアーティストがいるとTIDEさんを教えてもらったのが去年の話。

そしたらちょうど、12月から1月にかけて神宮前にあるギャラリーでTIDEさんの展示があり、LOTTAさんも新作を西武渋谷店で展示するとのこと。
行くしかない!


TIDE / 1984

アートギャラリーHENKYOは去年11月末に代々木上原から神宮前に移転。
今回私が訪れたTIDE「1984(BLACK/WHITE)」は新スペースのオープニング企画として開催されたそう。

12月前期は「BLACK」、1月後期は「WHITE」と2つの会期で構成されていて、私は1月に訪れたので「WHITE」が開催されていた。

TIDEさんについて

1984年生まれ。20代前半に滞在していたオーストラリアで漫画家・歴史家の水木しげる氏の作品に出会い、独学で絵を描き始める。2009年に東京に戻り、アーティストとしての活動を本格的にスタート。

HENKYOホームページより〈https://henkyo.jp/artist/tide/〉

しっとりとした雨の日

今回展示されていたものは、遠くから見るとモノクロだけど、近づいてみると赤や青などたくさんの色で描かれていた。
実際に作品を目の前で見ないと見えない色がたくさんあった。それにモチーフは1キャバスに1つだけが多かった、

ネットでTIDEさんの作品を観ていたときは、ネコが寝室やソファにいるなどモチーフがたくさんあったので作風の変化に驚いた。

展示作品全体的に、孤独というか寂しさがのこるような作品だった。
大雨の日に一人で家の中にいる感じ。

このネコを見ていると作者はネコに自分を投影しているのではないかと思えてきた。

数え切れないほどのネコの爪もあった。
ネコと一緒に住んでいて、爪を集めては描いているんだと想像した。
もはや月に見えてくる。

今回のTIDEさんの作品は原点に返りつつも、作風の方向転換期だろう。


LOTTA / Once upon a time

こちらは西武渋谷店で開催していた。

LOTTAさんについて

1993年生まれ。独学で絵を学び、2017年より東京を拠点にアーティスト活動を開始。タトゥーやアパレルへのデザイン提供などデザインを中心に活動していたが、2020年頃から絵画の制作をスタート。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001691.000031382.html

ぽかぽかのお天気

照明の関係でかなりオレンジ色に見えてしまうけれど、実物はモノクロ。

はじめてカラー作品を観た。
アートフェア東京で観た時は半立体作品3つと平面1枚だった。
モチーフがこんなにたくさん描かれているのを観るのも今回がはじめてだった。

この幽霊ネコ、ソックスは作者の友達だと思う。

いろんなところに出かけて、何か新しい体験をして、日常も過ごして……
あの日楽しかったなとか、ぽかぽかした日を思い出す。そんなノスタルジックさ。



似て非になるもの

2人とも作風の共通点はたくさんある。
ノスタルジックと言ってしまえば簡単なのかも。
でも2人の作品が想起させるものは全く違う。
また作品に会いに行きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?