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自社開発を一年経験したエンジニアのこれまでとこれから

こんにちは、リョッキーと申します!

今回、未経験から入社した自社開発企業を一年で退職してフリーランスとして活動する経緯についてまとめてみました。

これからエンジニアを目指す方エンジニアとして働かれている方もご自身のキャリアの参考になると思いますので是非読んでいただけると嬉しいです。

自社開発企業のエンジニアとしての一年間

2018年の12月に自分はエンジニアとして株式会社ウリドキネット(現在はウリドキ株式会社)に入社しました。

ウリドキは社員数20〜30人くらいのベンチャー企業です。そこではリユースの自社サービスを開発、運用していて、主にRails、Vue.js、AWSなどの技術が使われていました。

未経験でしたが、コミュニケーション力や地頭の良さ、成長意欲などを評価されて入社することができました。(おそらく技術的には他の未経験の方よりも低いです。)

入社して最初の1,2ヶ月はバグ修正や社内ブログの立ち上げなど開発もやりつつ、3ヶ月目で新規サービスの開発を経験することができました。

初めての新規サービスは自分にとっては結構キツくて、リソースが少ない中、自分の足りない技術力を補うため土日も時間を使って開発していました。(この辺はまあそうだよなと思って割り切っていました笑)

ただ、その後は仕事としての開発に慣れていき、徐々にプライベートな時間は仕事ではなく学習や趣味の時間に当てられるようになってきました。

入社して半年くらいするとあるプロジェクトのPM的な立ち位置を任せていただく機会をもらうことができました。

この頃も平日仕事して土日も仕事するみたいな状況が続きましたが、周りの方の支えもあってなんとかやりきることができました。

新規サービス開発とPM、2つも修羅場を乗り越えるとその後はいろいろありながらもそこまで辛いこともなく、周りの人にも恵まれながらエンジニアとして仕事をすることができるようになりました。

そして、ウリドキを今年(2020年)の1月に退職しました。(理由などは後述します)

結局一年で自社開発を経験してどうなったか

技術的な面では小、中規模のWebサービスを作って運用するのに最低限度の技術がついたと思います。

エンジニアが全員で4、5人だったのに対して、3サービスを開発・運用するという状況だったのでフロント、サーバー、インフラなど幅広く触っていくことができました。

また、開発だけでなく運用の面でも知見を得ることができたのが大きいなと思いました。監視やコストなどを考えて運用していくのは受託SESなどではあまり経験できないかなと思います。

あと、サービスを作る、グロースさせるという面でも大きく成長できたと思います。
自分のいた会社の場合は、PO(プロダクトオーナー)から降りてきた仕様に沿って開発するだけでなく、エンジニアからも意見を出したり、おかしいと思ったところは指摘したりしていたので自然とサービスを伸ばすという視点が増えました。

なぜ退職を決断したのか

率直に言うと、もっと自分の技術力を伸ばしたかったからです。

当時はとにかく早く機能をリリースして仮説検証してPDCAを回すことが求められていました。
スピードが求められると自然と自分の得意なこと、できることをやってしまいがちになってしまいます。

新しいことに挑戦しないでいた自分に気づくと、ふと技術者としての成長が鈍化したような気がしました。

また、「安心感」もあったのかなと思います。

会社ではよく他の部署からの依頼を自分が直接受けていたりしていました。
他にも(自分よりできる)エンジニアがいる中で自分に依頼が来るのはとても嬉しかったですし、そのときには全力で対応していました。

この現状の自分でも受け入れてもらえているという「安心感」が、以外にも自分で努力することの妨げになるのだなと感じました
そのときに感じたツイートがこちらです


正直、サービスを伸ばすタイプのエンジニアになることも考えました。(ウリドキでは間違いなくそのタイプになれる経験が積めます)

ですが、向こう数年はエンジニアとして技術力を伸ばしていきたいという思いがどうしてもあったので退職を決断しました。

フリーランスか正社員か

今年の2月から自分はフリーランスとして働いています。

正直フリーランスか正社員かはかなり迷いました。

今まではRuby(動的型付け)をやっていたのですが、技術者として一つレベルを上げたかったので静的型付け言語でもあるGoを仕事でやってみたいと思い、それを軸に仕事を探しました。

その結果、1月後半に、フリーランスでは今の案件が1つ決まり、正社員ではGoを使えるところの2社から内定をもらっていました。

結構前からフリーランスには興味があったので実際にフリーランスとして働いている方や、フリーランスだったけど正社員に戻った方とかと直接お会いして情報収集はしていましたが、やはりどちらか一つに決めるとなると迷います。

決断するときに自分にとって一番迷ったのが裁量の大きさが違うところです。

やはりフリーランスと正社員では持てる裁量が全く違います。
裁量を大きく持てる正社員の方が技術力も高くなって成長できるのではないかと思ったりもしました。

ただ、相談した方の中ではフリーランスの方が技術力は高くなったといった方もいらっしゃったので案件次第なんだろうなと思います。

また、個人的には視点を増やしたいというのもフリーランスを選んだ理由としてありました。

フリーランスを26歳という若い(?)うちに経験してエンジニア業界におけるフリーランスとしての視点を知っておきたいということです。

会社に守られない自分はどう行動するのか、フリーランスは自分にあうのかなどを早いうちに知っておいて、将来、決断を迫られたときにより良い選択をできるように今のうちに経験しておきたいのです。

これらの理由から今は、正社員ではなくフリーランスとして働いていくことを決めました。

そしてフリーランスでのこれから

現在の案件での役割はバックエンドエンジニアで言語はGoです。

また、新規開発案件なのでガツガツ開発できてとても充実しています。

ただ、やはりGoの経験が少なかったり、初めてのフリーランスということで緊張感が全然抜けません。
でもこの緊張感は自分に成長を促してくれているのでうまく利用してレベルアップしていきたいと思っています。

とりあえず一ヶ月目の契約が更新できるように頑張ります。

あとおそらく6月に始まるオリンピック後にゆるゆると不況が来ることも予想できます。

フリーランスの期間はとりあえず1〜2年やっていきたいと思っているので、不況のときにも仕事が取れるように本当に危機感持って成長していかなきゃなといったところです。

さいごに

エンジニアとして最初の1年間を記事にしてみました。

今後もエンジニアとして、個人としてこういうアウトプットを増やして色んな人のお役に立てればいいなと思っています。

ウリドキは退職しましたが、本当にいい会社だったと思っています。(少なくとも自分にとっては)
自分が入社してからエンジニアは誰も辞めていないです。(なのに自分が最初に辞めてしまいすみません🙇‍♂️)
エンジニアとして1社目で行けたことは自分にとって幸運だったなと思います。ありがとうございました。

また、この一年間、関わってくださった方、相談に乗ってくださった方には本当に感謝しています。ありがとうございます。

今後もいろんな方と関わっていきたいなと考えております。
よろしくどうぞ。

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