2021.10.05 Fattoria AL FIORE 訪問 ~後編 ワイナリー~
自社畑の収穫作業を手伝わせて頂いた後、ワイナリーへ。
先ずは収穫してきたブドウを、早速手徐梗。
ブドウの房から実を取り外しながら、目視で選果し、健全果のみをえらびます。
世の中には大変便利な徐梗機なるものもあるのですが、それですと健全果、不良果も一緒くたにタンクに入ってしまうおそれもあり、ワインの仕上がりに影響してしまいます。
手徐梗の作業はとても大切です。
そしてワイナリーではキュヴェ毎、様々な発酵槽にてワインが発酵しています。
無音の体育館には、「ポコッ、ポコッ」と発酵音が響き渡ります。
ワインは生きているのです。
我々が収穫、手徐梗させて頂いたブドウは、「Passo a Passo」というキュヴェになります。
発酵タンク(220l、プラスチック製)に入れ、綺麗に手でかき混ぜます。
「Arancia」になるタンク、こちらはデラウェアがアンフォラに投入され発酵をしています。
アンフォラの大きさは400l。
醸し期間1ヶ月過ぎた状態で、発酵が進むと果醪(ぶどう果汁、果皮、果肉、種子の混合物)が上部に帽子を被るように、昇ってきます。
ちょっとしたステップに乗り、アンフォラの中から果醪を両手ですくい上げ、優しく果汁を手搾りします。
もちろんよりギュッと絞れば多くの果汁を得られるのですが、それでは目黒さんの望むクリーンな果汁ではなくなってしまいます。
あくまでも優しく手絞り。
「搾汁率はとても悪いんだけどね・・・、苦笑 けれども全ては美味しいワインのためなんだ」
目黒さんは、そう仰っていました。
「Oro」になるタンク、とても美しかった!
まるで光る宝石の様に、ブドウがタンクに敷き詰められています。
そうこうしている内に、収穫チームが収穫を終え、山形県から戻って参りました。
軽トラック2台の荷台には収穫したてのブドウがたっぷりと摘まれています。
皆でバケツリレー式に荷下ろし、速やかにワイナリーへ運び入れます。
最後は皆で大掃除、ワイナリーの一日は掃除で終わります。
綺麗なワイナリーから、綺麗なワインが生まれるのです。
今回、様々なワイン造りの行程に触れさせて頂きました。
微力ながらではありますが、我々が携わらせて頂いたワインがリリースされる日が、今から待ち遠しいです!
順調にいけば、これから発酵・熟成の行程を経て、早くて2023年のリリースになるでしょうか。
目黒さん、Fattoria AL FIOREの皆さま、この度はワイナリーの1日に触れさせて頂き誠にありがとうございました!
「EVERYTHING IS A GIFT」
沖縄にもファンの多いFattoria AL FIOREのワイン、より一層深く、広く魅力を伝えて参ります。
それでは次は2022年1月
沖縄でのイベント開催の際に、お会いしましょう!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?