2021.11.15 成清海苔店 訪問
6年前、妻が見つけてきたこの海苔を初めて頂いたとき、感激を受けました。
溶ける口溶け、上品に広がる風味。
こんなに美味しい海苔は、これまで食べた事が無かった。
今回念願叶い、福岡県柳川市にある「成清海苔店」さんへお伺いさせて頂きました。
迎えて下さったのは成清海苔店二代目、成清忠さん。
実は海苔屋さんへ伺うのも初めてで、「海苔屋さんは、どの様な取り組みをされているのだろう。海苔はどうやって生まれるのだろう」
恥ずかしながら、大変恐縮ながら、その程度でした。
ただ、成清海苔店さんの海苔は別格に美味しいことは確信していました。
海苔は秋が一番芽の収穫期で、成清海苔店さんでは秋芽一番摘み海苔のみを使用しています。
それも一般的には15cm程に伸びるまで収穫を待つそうですが成清海苔店、そして想いを共にする皿垣開漁業協同組合さんとの相談で10cm程の状態で、他よりも早い状態で収穫をされるそうです。
今回伺ったのは11月15日、その時で2cm位。収穫は1週間後くらいかな。
2021年は少し寒い気候が続いている様です。
暖かいと生育が早まり収量も期待できるが、プランクトンも増えてしまう。
バランスが大切。
秋芽一番摘み、かつ生育が進み過ぎていない状態が一番柔らかく風味が豊かです。
店内に飾られた、成清海苔店のこだわり。
そして、海苔の病気を防ぐための酸処理をしていないもののみを。
そこには「自然で生まれた、自然に美味しい海苔を、当たり前のように食べて欲しい」という、成清忠さんの想いが込められています。
成清海苔店では、そのこだわり抜かれた海苔をとても細かくミンチし、一枚海苔に仕上げて行きます。
「こまかくミンチするという事は、溶けやすくなります。よって歩留まりがとても悪いのだけれど、品質を追求して。
溶けるような口溶けは、一つここから生まれるのですよ」
また一枚が350gと推奨されているところ、成清海苔店では400gと厚目にしているそうです。
それも自然な海苔の風味を存分に楽しんで欲しい思いから。
「作り手の想いに触れる」
自然と共生する作り手に、最大限の敬意を込めて。
un deux trois ではしっかり成清海苔店さん、皿垣開漁業協同組合さんの想いを継ぎ
これから極上の海苔を、ナチュラルワインと共にご紹介させて頂きます!
un deux trois 店頭、またはONLINE SHOPからもお買い求め頂けます。
□成清海苔店 優等 全型10枚入り
□成清海苔店 天日のり 全型10枚入り
□成清海苔店 焼きざみ海苔 20g