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田中耕比古「一番伝わる説明の順番」紹介②

こんにちは! ryokaです!

本日は昨日に引き続き,一番伝わる説明の順番の解説を続けていきたいと思います!

3.説明力を高める!「自分の思考」を整理するコツ

まずは自分の思考をはっきりさせるために,徹底的に可視化しましょう!

自分が言いたいことを「もれなく,かぶり有り」でとにかく紙に書きまくります。
書きまくった要素たちを塊ごとでくくり,それらを文にして,並べ替えることにより,自分の主張が出来上がります。

この作業をおこたると,説明が下手な人は考えた順番に話してしまいがちです。
なぜなら楽だから。

発言する前に
(i)相手が知りたいことを明確にする
(ii)自分が伝えたいことを明確にする
(iii)情報のギャップがないか確認する。
(iv)ギャップをうめるために何が必要か考える。
以上の4ステップを踏んでください。

(i) 相手が最も知りたいことを会話の中で探っていったり,事前に調べておくなどしてピックアップします。

(ii)相手にどう動いてほしいのか変わって欲しいのかということを主張にしてもよい。
逆に相手が助けたくなるように,打算的な主張を考えるのも1つの手である。

(iv) (i),(ii)の間にあるギャップを埋めるには2つの方法があります。

  自分の情報を補強する

自分が持っている情報にさらに磨きをかけ,相手の疑問や,リクエストに対して備える。
これはオーソドックスなやり方で正攻法です。

  相手の期待値をコントロールする

逆に相手に対して,「今回はここまで話します」というように先に宣言をしておくことで,疑問・リクエストが生じる範囲を制限しておく。
しかし,範囲を限定しすぎると,却ってわからなくなるので注意が必要です。

4.理解度が高まる!「相手の思考」を整理するコツ

 最初に地図を提示する

この章で最も大切なことであると感じたことです。

話の冒頭部分で,今からの話がどのような道筋をたどっていくのかを提示することにより,聞き手にとって
どこまでの範囲を考えればいいのかわかる
今,自分たちが全体のどの部分について話しているのかわかる
複数の論点の可能性がわかる

というメリットがあります。

 ”本当の意味で”相手の立場になって考える

 立場にはたいてい「強い」「弱い」があります。

自分が弱い立場の場合,相手の求めていることを想像しましょう。

自分が店員,相手が客の場合,売れる商品をだして,設けるためには自分より強い立場である客のニーズを調べ,満足する商品を知る必要があります。

一方,自分が強い立場の場合,過去の自分を思い出してアドバイスをしてあげましょう。

相手から相談されたとき,過去の自分に照らし合わせてアドバイスすると説得力が生まれます。

5.印象に残る伝え方のコツ

 相手の印象に残るために必要なことは以下の3つです。

十分な調査をする
情報の粒度をそろえる
アナロジーを有効活用する

 十分な調査をする

調査をなんとなくで終わらせず,徹底的に調べ上げ,その調べる過程で生じた疑問も調べましょう。
そうすることで,どんな疑問にも対応でき,結果的にわかりやすい説明になります。

 情報の粒度をそろえる

どの程度細かい情報まで話すのかを一定にしましょう。
「○○についてはばりわかったけど,△△についてはいっちょんわからん」
となってしまったら後味が悪くなってしまいます。
「△△についてもっと知りたかった」
「〇〇はそこまで知らなくてよかった」
となってしまいます。

どの程度まで知って欲しいのかおおまかな内容から話し始めましょう。

それぞれの話の中でダブっていることがないかどうかに気を配ると粒がそろいやすくなります。

 アナロジーを有効活用する

アナロジーとは比喩力,言うなれば例える力です。

分かりやすい説明にはわかりやすい例があるのではないでしょうか。

特にあまり物事を知らない小中学生に説明する際は例を用いるようにすると思います。

このとき例えるものは
ちゃんと似ているもの,相手が理解しているもの
でありながら
意外性があるもの

だと印象に残りやすいです。

意外性がある比喩を使うのはかなりリスキーですが,説明した時に相手が心から納得していたならば,激しく印象に残ることでしょう。

まとめ

本日も二本立てで本の紹介を行いました。

本全体をざっくりまとめます。


説明が下手なのは話す順番が悪く,互いの理解レベルがそろっておらず,自分の言いたいことがまとまっていないからである。


分かりやすい説明の順番は
 前提をそろえる:話すうえで必要な情報を共有する
結論・主張・本質:相手にしてほしいことを明確にする
理由・根拠・事実:結論,主張を客観的事実に基づき説明する
補足情報:必要な分だけ
結論:ダメ押しの一撃,より伝わりやすくなる」


自分の思考を可視化することによりいったん整理する。
その際,相手の知りたいこと,自分の伝えたいこと,そのギャップをうめるために必要なことを意識しながら文を作るとよい


話の冒頭でどの道筋をたどって話すのかを示す地図なるものを提示する。
そうすることで聞き手はどこまでの範囲を考えればいいのかわかる,今自分がどの部分の話を聞いているのかわかるというメリットがあ


印象に残りやすくするためには
徹底的な調査,話の粒度をそろえる,アナロジーの有効活用が不可欠

というような内容でした。

この紹介をみて興味をもっていただけたら是非読んでみてください。
https://www.amazon.co.jp/一番伝わる説明の順番-田中耕比古-ebook/dp/B07DK7BCGS/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E4%B8%80%E7%95%AA%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E8%AA%AC%E6%98%8E%E3%81%AE%E9%A0%86%E7%95%AA&qid=1591173814&sr=8-1

今日も読んでいただきありがとうございました。
ryoka

昨日~本日の睡眠事情

就寝時刻 0:00
起床時刻 8:47
昼寝 1.5時間
睡眠サイクル 7

めざましありでも6時におきれなかった。
バイトの翌日に生活スタイル乱れがち



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