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苦難をともにした◯◯がいることの尊さ。

うまく言葉に出来ないこの感情を、言葉を扱うプロとして言葉にしなければと思い、1時間が経った。
パソコンの画面にはまだ何も書かれていない・・・。

よし、この感情を言葉にするのは、もう少し年数が経ってからにしよう。
もしかしたら、この感情の名前は死ぬ直前にならないとわからないのかもしれない。


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熱海でインターンをしていた時の同期+αが全員熱海に集結した。GWとは言え、全員バラバラの地域でバラバラな職種で働くメンバーが集えるのは、奇跡に近い気がする。

2泊3日。
常に行動を共にしたわけじゃない(というか僕がかなり単独行動をしてた)けど、出来るだけ時間を合わせる努力はしたつもりだ。

元号の変わる瞬間を一緒に迎え、当時お世話になった人たちと談笑し、時折自由に行動して。あの頃と変わらないような、そんな3日間だったような気がする。

一通りの近況を聞き終ったあとは、ひたすら思い出話。
振り返ってみると、あの1年間は28年間の人生の中でも最大級にインパクトの強い期間だったと思う。いや、間違いなく。

今でこそ「奇跡」と称されるほどのV字回復を見せ、気持ち悪いぐらいに観光客の押し寄せる街となった熱海も、6年前は閑散としていた。

そんな街で、僕らは一緒の時間を過ごしてた。苦労も苦難も、楽しいことも面白いことも、たくさんのことをともにしながら。

お風呂のない家に住んでいたこと。
洗濯機すら無くて近所の人に借りていたこと。
原付バイクを貰った直後に事故ったこと。
ホールをしてた代表の字が読めなくて怒ったこと。
提供していたかき氷の半分が液体だったこと。
誕生日をサプライズで祝ったこと。
街の人からの風当たりが強くて所属組織を言えなかったこと。
人生を舐めてて何が悪いのか騒動。
アーバン事件。
みんなが自由すぎたこと。
・・・etc

考えてみれば、大学4年間の記憶より、インターン1年間の思い出の方が多い。どれだけ濃密な時間だったことか。

ぶっちゃけてしまえば、高校の同窓会や大学の研究室の集まりなどは積極的に行きたいと思えない。時間もお金も、使うなら他のものに使いたい。

だけど、いわゆる“同期”と呼ばれる枠組みの中で、このメンバーだけには違う感情が湧き上がる。今の世にある言葉で表現し切れないこの感情に、いつか名前を付けられる日は来るだろうか。


ただ、ひとつだけ確かにわかることは、僕にとって数少ない大切にしたい人ということだけ。これだけは、いつまでも変わらない。

アメリカに移り住む田村も、キャンプファイヤー野郎の白坂も、相変わらずマイペースな安藤も、再び漫画を描き始めたらしい狩野くんも、やっぱりかけがえのない存在だから。


次に集まれるのはいつになるのかな。
すぐな気もするし、かなり時間が空く気もする。

でも、きっとそのときもまた、僕の心には「名も無き感情」が湧き上がるのだろう。そして、その時間が僕の人生をより深く濃いものにしてくれる。


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というわけで、今日の記事は以上です。
なんかポエムっぽくなってしまいました・・・。まあ今日ぐらいは許してください。

では、またあした〜!

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