子は「家族」だが、親は「家族」ではない。
今日はこちらの本を読みました。写真家・幡野広志さんの『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』です。
この中で、『NASAにおける「家族」の定義の話』が紹介されていたんですが、その内容がなかなか考えさせられるものでした。
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NASAはスペースシャトルに乗り込む宇宙飛行士の家族をサポートする「家族支援プログラム」という制度を用意しているんですが、このプログラムにおいてサポートする家族について、
【直系家族】と【拡大家族】
という2つの分類をしているそうです。(直系家族には、打ち上げを特別室から見学する権利があるだけでなく、シャトルとの交信が優先的にできたり、周回中のシャトルに問題が発生した場合に逐一連絡が入るなど、拡大家族以上の手厚くサポートが受けられます)
で、この「直系家族」のNASA的定義は、
① 配偶者
② 子ども
③ 子どもの配偶者
だけなんだとか。
つまり、両親や兄弟は直系家族ではなく「拡大家族」に分類されるというわけです。これは「パイロットの親友」と同じ扱いでしかありません。
これを読んで、どう感じますか?
僕はとても驚きつつ、どこか納得感がありました。
日本人的には「親を家族に含めないとは何事だ!!」と炎上しがちな内容かもしれませんが、結局どこまでいっても『親は自分で選んだわけじゃない』んですよね。
本当の意味での『家族』は、自分で家族になることを選んだ先にしかない。
だから、配偶者や子ども(とその配偶者)を、NASAは「直系家族」と定義づけているのかなと。
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実をいうと、読了後の胃もたれがすごい一冊で、まだ消化できずにふわふわしてます。この記事で紹介した「家族」について以外にも、考えさせられる内容ばかりで、どう処理していいのかわからずにいます。
もしかすると、明日以降の note にも何度か登場するかもしれません。(書評もどうやって書こうかな・・・)
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というわけで、今日の記事は以上です。
12月になります。2019年もあと1ヶ月。頑張っていきましょう。
では、またあした〜!
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