学びを深めていくと、必ず「哲学」にたどり着く。

ここ数日、就寝前の読書本として小説「博士の愛した数式」を読んでいます。高校時代に読んで以来、久しぶりに読み返しているんですが、新たな気づきがあって面白いです。

なんだか、数学が好きすぎた頃のことを思い出してきています。あの頃は時間を忘れるぐらい問題を解きまくっていたんですよね〜懐かしい。

まだ半分あたりまでしか読み進めてないんですが、ここまでの中で何度も読み直しては「ふむふむ」と思ったのがこちらの文です。一部引用します。

問題を作った人には、答えが分かっている。必ず答えがあると保証された問題を解くのは、そこに見えている頂上へ向かって、ガイド付きの登山道をハイキングするようなものだよ。数学の真理は、道なき道の果てに、誰にも知られずそっと潜んでいる。しかもその場所は頂上とは限らない。切り立った崖の岩間かもしれないし、谷底かもしれない。

出典:博士の愛した数式

わかりみが深い。

数学の問題って、順序よく正しく論理的に紐解いていけば必ず唯一無二の答えにたどり着けるという安心感がある。だからこそ、誰にも否定されることのない解答を探しているようで、学生時代は楽しく数学に取り組めていたんだろうなと。

でも、社会に出ると、必ず正解のある問いなんてものは存在しません。そして、その答えのない問いに向かい続けることは、楽しくもありツラくもあるんですよね。


そう言えば、大学入学時に先輩から言われたことがあります。

大学の化学科では、高校時代の物理のような授業が多くなる。
大学の物理学科では、高校時代の数学のような問題を解き続ける。
そして、大学の数学科では学問が『哲学』に昇華されていく。

入学当時はよくわからなかった言葉も、今ならよくわかります。

化学・物理・数学という理系分野で学びを深めていくと、最終的にたどり着くのは『哲学』で間違いありません。そしておそらく、文系分野でも学びを深めた先には『哲学』にたどり着くはずで、あらゆる学問の源泉を辿ると『哲学』に行き着くんだろうなと。そう勝手に解釈して納得してしまいました。


・・・さて、『哲学』ってなんでしたっけ?


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というわけで、今日の記事は以上です。
全然関係ないですが、2年前に8年ぶりのセンター試験を受験した際も、数学の問題を解くのは楽しかったです。

たまには息抜きの一環として、答えが必ずある問いに向かってみるのも、リフレッシュになって良いかもしれません。

では、またあした〜!

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あっ、今日は個人ブログの方も1本更新しました。

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今日は、「博士の愛した数式」について、もう少し書いておこうと思います。

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