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学校の当たり前をやめていただけないでしょうか…

私には、中学3年生、受験生の娘がいます。その娘は学校行事に追われ、高校受験とのはざまでストレスを貯めています。どこの中学もこの時期、こんなに忙しいものなのか疑問に思います。

娘は吹奏楽部に所属しています。その定期演奏会がまもなく開催されます。それが終わるまで毎日放課後の練習があります。週末も練習があります。3年生も参加するように言われたとのこと。娘は塾に行くことができず、悩んでいます。仕方なく毎日、夕方の部活が終わってから塾に行っています。帰宅は22時です。

先日、高校の見学会に行くため部活を欠席した際、他部員の前でそのことを叱責されたと言います。この体質は今に始まったことではなく、3年前、長女が受験生だったときも同じでした。そのとき、副校長に話をしに行くと、副校長は、部活のことは顧問に任せているので学校はタッチしない、それにあとちょっとのことだから、お父さんも応援してあげてください、と言われました。部活は本人が希望して入ったところです。最後まで成し遂げる責任はあります。しかし、受験を半年後に控えたこの時期に定期演奏会を組むことが間違っていないでしょうか。

同様に今月末に学校行事で合唱コンクールがあります。その練習も10月から始まり、毎朝、30分早く投稿するように担任から指示がありました。担任は「団結」という文字を掲げ、優勝を狙っています。学校生活の中で最高の思い出にしたいそうです。しかしこのクラスには学校に来れない生徒が何人もいます。最高の思い出よりも普通の思い出が先ではないかと思います。

先日、『学校の「当たり前」をやめた。』という本を読みました。本文に学校は、自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する自律する子どもを育てる必要があると書かれていました。ゆえに学校行事は生徒全員が楽しめることを最上位目標としているとのことです。

学校行事の目的を考え直し、一人でも多くの生徒が普通に楽しめる学校になることを願っています。

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