「勇気づけ」(第4回オンラインミーティングに病院のベッドの上から参加して)
第4回ちはる塾サークルのオンラインミーティングに参加しました。今回のテーマは「勇気づけ」でした。
今回は病室のベッドの上からの参加をしました。看護師さんからは、ベッドの中で静かに聞いているぶんには問題ありません、でも無理はしないでくださいね、と許可をいただきました。しかし、私は言いつけを破ってしまいました。
破った言いつけその1
聞いているだけならという約束を破りました。最初はただ聴講しているつもりでした。しかし、気が付いたらずうっとチャットで書き込んでいました。
破った言いつけその2
無理はしないでくださいね、と言われました。しかし、寝ながらスマホに文字を打っていたため、ミーティングが終わったときは手首がピクピクしていました。
さて、本題の「勇気づけ」です。2回に分けて勇気づけについて書きます。まず今日は、入院中の私が感じる勇気づけについて書きます。続けて明日は、日ごろ意識している勇気づけについて書きます。
入院中の私が感じる勇気づけ
入院も今日(03/29)で7日目になりました。毎日、病院のスタッフからたくさんのチカラを貰っています。その中には勇気も含まれます。
ミーティングのチャットで、私は、勇気づけについて二つのことを書きこみました。
一つは、「ここにいていいんだよ」ということです。もう一つは「勇気づけられると誰かを勇気づけたくなる」ということです。
「ここにいていいんだよ」
勇気づけとは、はげましの言葉や正しい道を示しすことではありません。私は、今回の手術に至るまで何件もの病院で診察を受けました。その中で最後にここを選んだ理由は、ここの先生は私のことをわかってくれる、と思えたからです。
病院によっては、たくさん検査を受けたのち腰痛体操を指導され「がんばりましょう」と言われたり、家族を含めて専門的な説明を懇切丁寧にしてくれた先生もいます。しかし、どこか受け入れられている感を持つことができませでした。最後は「あぁ、手術しなくちゃいけないのかぁ」そう思うだけでした。それに対して今の先生と話をして思ったことは「手術をしてみようかなぁ」です。
人を勇気づける目的は、その人が自分で自分の課題を解決しようと思えるように支援をすることです。そのための基盤として必要なことは、「ここにいていい」「ここなら大丈夫」そう思えるこです。
「勇気づけられると誰かを勇気づけたくなる」
アドラー心理学においては、勇気づけの方向性は共同体感覚を養うことだと言います。共同体感覚は自分のことだけを考えるのではなく、自分が所属する組織のために行動しようとする意識です。
共同体の大きさは大小さまざまです。大きなことを言って、誰かの役に立つことは意外に簡単です。しかし、目の前の人のことを思いその人に献身的に寄り添うことは難しいことです。
入院をしていると毎日たくさんの医療スタッフが寄り添い支援をしてくれます。献身的な支援を受けると、早く社会に復帰してがんばろうと思えてきます。こうして共同体感覚は広がっていくのではないでしょうか。
まず、目の前にいる人にとにかく寄り添う、そうするとその人がまた誰かのために寄り添う、そうして勇気づけが伝染していくとより良い社会になっていくのではないかと思います。
病院に入院しているからこそ思えた勇気づけです。
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