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防災週間/災害時用の食事の献立

毎年、09月01日をはさむ一週間が防災週間です。今年は08月30日から09月05日までが防災週間になります。そこで昨日に続き、福祉事業所における防災対策について書きます。

昨日は、建物から屋外に避難する一番オーソドックスな避難訓練について書きました。障がいのある利用者の中には、上履きのまま外に避難することが苦手な人がいます。今日は災害時用の食料について書きます。

私たち福祉事業所は、最低3日間分の食料や飲料水を備蓄しておかなければいけません。その中でも水は、「一人一日3L」と決められています。これを3日分、それも人数分となるとかなりの量になります。さらには、これ以外に生活用水の確保も必要になります。以前、生活用水のことを忘れていて、行政の監査で指導を受けてしまいました。

行政の監査では、災害時用の食事についても指導を受けたことがあります。災害時用の食事も一般的なマニュアルを参考にして、それをアレンジして備蓄しています。それに対して行政は献立を立てましょう、と言います。いつ、何をどれくらい食べるのかを決めておきなさいと言われました。そこまでは考えたことがありませんでした。ところが実際にそれが課題になりました。

まだ、監査指導が十分に行き届かないときのことです。事業所の防災訓練で、災害備蓄品を実際に食べるという訓練をしました。そのとき、ひとつの事業所が3日分の食事の大半を一回で食べてしまいました。支援者は、皆さん(利用者)が足りないって言うから…と言い訳していました。この訓練は、賞味期限の近い食材を実際に食べてみるという訓練のはずでした。お腹を満腹にするためのものではありません。

訓練なので、利用者には、災害時にはこれぐらいしか食べられないこともあるということを伝えなければいけません。

備蓄食材を計画的に食べる、大事なことです。

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