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本当に好きな洋服だけを残すことにした

2年前の12月、新しい洋服を買うのはやめようと、決心しました。大掃除をしていたら、まだ着れるのに着なくなった洋服がたくさんあることに気がついたからです。

断捨離

私は、物を捨てることが苦手です。反対に物を集めることは大好きです。どんどん物が溜まっていきます。そこで、「洋服を買わない」ということを始めました。それが2年間実践できました。また、今年の大掃除は、思い出の服を処分することを始めました。

洋服の整理を始めると、40年ぐらい前に買った洋服がタンスの中に入っていました。着るためではなく懐かしむためにとってあった洋服ということになります。

DCブランドに夢中だったころ

学生のころは、アルバイトに明け暮れていたので、お金がたくさんありました。そのころ、1980年代です。DCブランドという言葉が流行しました。DCはDesigner's & Character'sの略で、日本のファッションブランドの総称です。当時、そのブランドの服を着て販売する店員を唄った「夜霧のハウスマヌカン」という歌も流行しました。高級ブランド店の販売員を続けるために、お昼ご飯はしゃけ弁でがまんして、高級ブランドの洋服を着て販売員を続ける女性の歌でした。

また、当時は、そのブランドのロゴが入った紙袋を持つことがステイタスでした。私は「JUN」とか「DOMON」というブランドの洋服が好きで良く買っていました。今思うと、どれもこれも目が飛び出るよう金額のシャツやジャケットです。あのころだから買えました。

しかし、それらの洋服は、お袋に不評でした。

「JUN」も「DOMON」も、変わった形状の洋服です。たとえば、シャツのボタンが中央にありません。ハンガーに干したとき、左右対称になりません。また襟の形状が不安定だったりもしました。お袋は「干し辛い」といつも怒っていました。

アウトレットブームのころ

結婚したあとは、妻の趣味に合わせて同じような洋服を着るようになりました。アウトレットのショッピングモールが流行り出したころです。何度となく、アウトレットのバーゲンにも出かけました。しかし、このころから自分は、どこのブランドの洋服を着ているのかわからなくなりました。

その後は、家族と買物に出たとき、ときどき洋服を買うことがありました。今は、それをきっぱりやめました。

専属のスタイリスト

大掃除をしていたら、懐かしい洋服がいっぱい出てきました。いちじは、エスニック風の洋服を集めていたことがあります。家族に見つかると「えっ、お父さん、そんなの着てたの」と言われます。

今は、家族が必要に応じて、Tシャツや下着を買って来てくれます。私は、おまかせです。

トップ画像に使った写真は、高校生のころに来ていたコートの裏側を写したものです。今でも十分、着ることができます。洋服が少なくなった分、本当に好きな物だけが手元に残った喜びを感じています。

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