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ワクチン接種後に始まる新しい支援

今日の私は、ワクチンの副反応が辛いです。昨日、2回目の施設内接種を行いました。利用者、支援者、全員で66名が接種しました。利用者の中には、体の不調を訴えられない人、またなぜ不調なのかが理解できない人がいます。その分、なおさら辛いことと思います。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。昨日(08月20日)に2回目の施設内接種を実施しました。私の法人の利用者の多くは知的障害、自閉症と呼ばれる人たちです。中には強度高度障害と判定されている人がいます。その人たちの中には、環境が変わるとパニック状態になり大声を出したり、自分や他人を叩いてしまう人がいます。状況の変化を理解できないので怖いのだと思います。そのため、一般の医療機関でワクチンを打つことができません。今回は、地元のお医者さんが出張してワクチンを打ってくれました。大変助かりました。

副反応の状況は…

私は、副反応で腕が上がらない、倦怠感、吐き気の症状が出ています。一緒に接種した利用者や支援者のことが気になり、朝から電話やメールで様子をうかがっています。幸いなことに、皆さん腕の痛みと、微熱、軽い倦怠感ぐらいで済んでいます。

ただし、利用者の中には、自分で体調の変化を伝えることができない人がいます。支援者が「腕、痛い?」と聞くと「痛い」と答えます。反対に「腕、痛くない?」と聞くと「痛くない」と答えてしまいます。また、支援者が「大丈夫?」と聞くと「これぐらい大丈夫です」と答えます。その「これぐらい」がわからず、我慢していないかどうか不安になります。

私は、体調がおかしくてもそれがワクチンの副反応のせいだと理解できます。また、すぐに回復するということを予測できます。しかし、利用者の中には原因を理解することができない人がいます。なんで自分が不調なのか、それがいつまで続くのか予測ができません。なおさら辛いと思います。泊りの支援者には、表情の変化、動作の様子を気にしてもらうようお願いをしたところです。

ワクチン接種後に始まる支援

また、2回の接種を終えたことで新しい支援が始まります。利用者の中には、注射を打つとマスクをしなくて良いとか、前のようにガイドヘルパーと自由に外出ができると思っている人がいます。気のゆるみをおこさないよう支援をしていかなければいけません。

反対に、一回目の接種後、おおげさに副反応を意識する人がいました。接種後1週間も過ぎているのに、「元気出ないんだけど、これってワクチンのせいかなぁ」とか「副反応出たから仕事休んでいいかなぁ」と電話をかけてくる人がいました。来週からこんな対応が始まります。

同業者の中でも感染者が多数報告されるようになりました。まだまだ気をゆるめることなく日々を過ごしていかなければいけません。

連続投稿1000日まで、あと36日

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