見出し画像

相手の関心に関心を持つ(メル友編)

03月19日のnoteにメル友ができました、という記事を書きました。今でも定期便や事務連絡、不思議な連絡のメールをもらいます。

定期便は、毎朝6時の「おはよう」と、22時ごろの「おやすみなさい」のメールのやりとりです。周りからは「恋人同士か!」っと突っ込まれています。

事務連絡は、日中活動の持ち物の確認であったり、「明日、歯いしゃ、しことやすみ」などの日中活動に関係する連絡です。

不思議な連絡は、文脈なしに「戸塚ショールーム」「プレミアムナイト」「コラーゲン」といったような名詞が送られてきます。私は「なになに?」「どうしたの?」「それなに?」と返します。でもそういうときは返信がありません。翌日、ご本人に「昨日のメールなに?」と聞いても「いいの、いいの」を繰り返すばかりです。

昨日、私が電車に乗っているときに不思議な連絡がありました。昨日は「リボビタンシ」って書いてありました。私はふざけて電車の中吊り広告にあった言葉を返しました。するとすぐに返信がありました。今度は「メランソイレリノレンスデ」と書いてありました。まったく意味が分かりません。でもそのことにはふれず、もう一度目の前の中吊り広告の言葉を送りました。するとまたすぐに返信がありました。

私たちは、言葉に何かの意味を求めます。意味を持たない言葉は言葉として認識していません。でも彼の目的は何かを伝えることではなく、私とのキャッチボールだったんです。

アドラー心理学で学んだ「相手の関心に関心を持つ」ということを思い出しました。彼の関心は私とメールのやりとりをするということでした。それに対して私は、彼の言葉に込められた意味ばかりを求めていました。だから彼からの返信はありませんでした。

関心はいろいろな形で発信させれます。それに気がつくことが専門職なのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?