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昭和のキャラクターショー

我が家の夕飯のときの会話です。

話は、長女のバイト先に小学校1年生と3先生のお子さんが顔を見せたことから始まりました。その子どもたちはアンパンマンが大好きで、長女は、一緒にアンパンマンの歌を唄って楽しかったと言っていました。

長女も小さいとき、アンパンマンが大好きでした。一緒に、スーパーの催し物会場でアンパンマンショーを観ました。また、私も子どものころは、キャラクターショーが大好きでした。

頭がコロコロ…

昭和52年、石森章太郎原作の「大鉄人17(ワンセブン)」という特撮テレビ番組が放送されていました。私が小学校6年生のときです。私は、子どものころから、特撮が大好きでした。その「大鉄人17ショー」が近所のスーパーの店頭で開催されることになりました。私は会場の最前列に座って観ていました。

大鉄人17は、巨大なロボットが悪いロボットと戦う物語です。そのショーでも激しい戦いが繰り広げられました。このようなショーでは、主人公がいったんピンチにおちいり、会場の子どもたちの声援をパワーにして、悪者を退治するというのがお決まりのパターンでした。

この日も、主人公の大鉄人17がピンチなり始め、悪いロボットのパンチが大鉄人17の顔面にヒットしました。そのときです、大鉄人17の頭が落ちました。その頭が、一番前で観ていた私の前に転がって来ました。それまで大きく見えていた大鉄人17が、急に小さく見えました。私の前には、頭に白いタオルを巻いたお兄さんが、大鉄人17の服を着て立っていました。

フライパンをありがとう!

それよりも前、昭和50年から「秘密戦隊ゴレンジャー」という特撮テレビ番組が放送されていました。ゴレンジャーは、赤、青、緑、黄、桃、それぞれの色のキャラクターが悪者と戦います。まず最初に、黒っぽい服の戦闘員がたくさん出てきます。ゴレンジャーがそれをやっつけます。最後は、5人のヒーローで1人の悪者を退治します。

そのゴレンジャーのショーが、駅前の百貨店の屋上で開催されました。私は、そのときも最前列で観ていました。戦闘員がたくさん出てくるショーは、戦闘員が会場にいる子どもを誘拐してステージに連れて行くというのがお決まりでした。一番前にいた私は、見事に誘拐されてステージにあげられました。

ステージでは、「おまえはどこから来た?」「名前を言え」「もっと大きい声で」といじられます。そのあと、会場の子どもたちが声をそろえてヒーローを呼ぶと助けに来てくれます。私も無事に助けてもらいました。

ゴレンジャーによって救出された私は、百貨店の人の誘導でステージから降りました。そのとき、百貨店の人がお土産をくれました。それがフライパンでした。なぜフライパンだったのでしょうか。キャラクターのノートとかの方が嬉しかったのに、不思議な思い出です。

昔は、キャラクターショーがいっぱいありました。着ぐるみの中には、人が入っているということがわかっていても、背中のチャックが見えてもワクワクできるイベントでした。

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