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学び直し/おとなの研究会に参加して

08月29日、向後千春先生が塾長を務める「ちはる塾」「第7回おとなの研究会(Zoom)」に少しだけ参加させていただきました。ひさしぶりに緊張感が走り、さらには、自分もやらなきゃ、そんな思いに駆り立てられる時間になりました。

ちはる塾との出会いと参加

2017年の秋、私は「ちはる塾」の第1期生になりました。またこの「ちはる塾」や「おとなの研究会」が、私の人生の大きな転換期、そのきっかけになりました。

それまでの私の人生は、研究とは無縁で、文章も書いたことがないし、論文も読んだことがありませんでした。それでも私が参加しようと思ったのは、その前にエクステンション中野校でアドラー心理学を学び始めたこと、また「ちはる塾」の案内に「現場の観察から問題を発見して解決する」その一言があったことです。

私は30年以上、障害福祉サービスの現場で働いてきました。それが、アドラー心理学と出会い、それまでの自分の支援方法が間違っていたことに気づきました。また、障害福祉サービスは制度が変わっても、そこに現場が追い付いていないということがわかりました。それをどうやって改善していくか、そう悩み始めたときに出会ったのが「ちはる塾」でした。

初めての研究発表会

私が初めて「おとなの研究会」で発表をさせていただいたのは、2017年12月でした。この私が、早稲田大学の教室で発表をするなんて、足が震えました。

高校生のときの挫折

私は、ちょっとだけ「大学に行こう!」と思ったことがあります。そのとき予備校に通わせてもらいました。しかし、まったくついて行かれずにすぐに挫折して、予備校をさぼっていました。しかし、それを親に言うことができず、予備校の日は、親にばれないように、その時間、駅前のファストフード店で時間をつぶしていました。

予備校が終わった時間を見計らって家に帰ると、親がねぎらってくれました。それがよけいに辛く感じていました。その後は、福祉の専門学校に進み、今の仕事をしています。学びとは遠い世界で生活をしてきました。

学び直し

仕事に就いてから、定期的に仕事の研修に参加をしてきました。しかし、それは義務であり、仕事を続けていくうえでの必要条件でした。だから参加していました。それで劇的に何かが変わることはありませでした。

ところが、今回の「ちはる塾」は違いました。今までの自分の支援方法が自分勝手だったこと、経験という鎧で身を守ってきたこと、さらには自分がバージョンアップされていないことを実感しました。

「ちはる塾」は全部で4コースあり、その最後の発表が2019年01月でした。

その後、一つの決断をしました。自分の研究を続けるために、まずは、基礎を学び直すことにしました。研究コースが終了したのち、調べると、まだ通信制の大学の願書が間に合うことを知りました。私は、あわてて申込をしました。

今、通信制大学2年目です。1年目は、興味と勢いと、今までの経験で乗り切ることができました。しかし、2年目は、うまくはいきません。初めて触れる教科ばかりです。苦しんでいます。

29日の研究発表会は、テスト前のため、前半だけで退出をしてしまいました。しかし、ひさしぶりに研究発表会に参加して身が引き締まりました。発表者の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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