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2020年、卒業につなげる一年

2020年も残り4日となりました。少しだけ2020年をふりかえります。

今年は、大学生になって2年目の年です。また、入学当初の目標は、2021年3月の卒業でした。しかし、現実は厳しいものでした。

大学生になる前は

私は、35年前に福祉系の専門学校を卒業しました。卒業後、障がいのある人たちが利用する事業所の職員になりました。また、15年前に社会福祉法人を作り、今は、法人の理事長をしています。最初のころは、利用者の皆さんと毎日を楽しく過ごすだけでした。それが、福祉制度が整い、難しくなるにつれ、私の知識がついて行かなくなりました。それを決定づけたのは、2017年に参加した「ちはる塾おとなの研究コース」でした。

私は、そのころ、早稲田大学エクステンションセンター中野校で、アドラー心理学を学んでいました。そこで、学ぶこと、新しい知識を得ることの面白さを体感しました。また、もっと何かを学びたい、アドラー心理学を自分の仕事に活かしたい、そう思うようになりました。そのとき、向後千春先生の「ちはる塾おとなの研究コース」の案内があり、つい、申し込んでしまいました。

大学生になるきっかけ

「ちはる塾おとなの研究コース」では、約2年間で、研究や統計、論文を書くことを学びました。きつかったです。しかし、そこで学んだことは大きく、今までの自分の価値観を見直すことができました。特に文章を書くということです。それまでも、毎日、仕事で文章を書いてきました。ただし、今、読み返すと、以前の文章は、抽象的で、誰に対して言っているのかわからない、ただ自分の言いたいことだけを連ねているだけの文でした。最近は、そうならないように意識して文章を書くようになりました。

また、研究を続ける中で、自分は、経験だけで基礎知識がないことを実感しました。そこで、研究を続けるためには、もう一度、基礎から学びなおそうと思い、大学生になりました。幸い、専門学校時代の学びが単位として認められたため、3年生に編入することができました。うまくいけば、今度の3月に卒業でした。

通信制大学に入学

私が入学した大学は通信制の大学です。一講が20分前後のビデオ3本で構成されています。それを全部視聴したのち、20問の確認テストを受け、次の講に進みます。しかし、進みません。20分のビデオを20分で見終わることはありません。テキストに要点を書き留めるため、巻き戻したり一時停止をしながらビデオを見ます。30分はかかります。予定通りには行きませんでした。

また、一年目に、自分の専門分野に関係する科目を履修してしまったため、2年目は、まったく知らない科目ばかりになってしまいました。その分、さらにペースが落ちました。来年の1月に科目終了試験があります。毎日、眠気と戦いながらビデオを見ています。ときどき、見ながら意識が飛びます。前回の続きが思い出せません。

今年は、卒業につなげる一年

2022年の卒業を目指します。さらに国家試験もあります。

周りからは、もっと早くやれば良かったのに、と言われます。しかし、早稲田大学エクステンションセンター中野校から始まり、ちはる塾おとなの研究コースを経ての大学生で良かったと思っています。自分から学びたい、学ぶことが必要だと、心からそう思えたことで続いています。

2021年に卒業できないとわかったときは、少しだけ落ち込みました。しかし、気持ちを切り替えました。今年は、来年の卒業につながるだいじな一年になったと思っています。


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