2021年のカレンダーができました
2021年のカレンダーが完成しました。利用者一人ひとりの個性がバランスよくちりばめられています。担当の支援者が上手に分担してくれました。今日は、カレンダーの宣伝です。
私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の一つに生活介護事業所といい、障がいのある人たちが日中に生産活動をする場所があります。その事業所の中にある創作グループがカレンダーを作っています。
さまざまな力の結集です
創作グループは、年間を通してカレンダーを作っています。利用者は、いろいろなかたちで参加をします。ぐるぐる渦巻きを描き続ける人、ギザギザしたり、シャカシャカした線をたくさん描く人、本を見ながら描き写す人、人の顔を描く人、それぞれ得意な描き方があります。支援者はそれを組み合わせて一枚の作品に仕上げます。
また、数字を書くのが得意な人もいます。
完成品の中はこんな感じです。
利用者が作ってくれたカレンダーは、一般販売だけでなく、日々、お世話になっている人たちにプレゼントします。これは、私が現場にいるころから継続的に実施しています。
昔はアナログに作っていました
今は、利用者の作品をデジタル化して製品にします。しかし、私が現場にいた頃は、パソコンやプリンターも十分に普及していませんでした。すべてがアナログな作業でした。
その頃にあったのは、モノクロの家庭用のコピー機でした。利用者がコピー機のスタートボタンを押し、一枚一枚、印刷をして手書きの絵を貼りました。全部が違う絵です。カレンダーは、50部くらい作ったので、絵は300枚以上描いたことになります。
ハガキサイズの紙を作って絵を描きます。
休日に色を付けています。
台紙の印刷です。
これからも楽しみです
アナログで豊かな時代でした。
あのころはそれしか方法がなかったので、苦に感じませんでした。パソコン作業があたりまえの現代においては、たいへんな作業に感じることと思います。
今は、デジタル化のおかげで可能性が広がっています。これからももっともっと面白い作品ができると期待しています。
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