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ハワイアン・コナ

私は、コーヒーが好きです。しかし、私のコーヒー歴は浅く、コーヒーを飲み始めてからまだ20年ぐらいしか経っていません。

ネット記事を読んでいると、暑がりの人はコーヒーをひかえると良いと書いてあります。カフェインが新陳代謝を活発にするからとのことです。また、アトピーの人や眠りの浅い人も飲みすぎに注意と書いてあります。両方とも私にあてはまるので最近はひかえています。それでもコーヒーはやめられません。今は、朝のカフェオレと午後のブラック、一日に2杯です。

コーヒーと紅茶の思い出

私が初めてコーヒーを飲んだのは中学2年生ぐらいでした。好きなミュージシャンが、LPレコードのジャケットでコーヒーを飲んでいる姿がかっこよく、それに憧れてコーヒーを口にしました。しかし、ただ苦いだけで、まったく美味しさがわかりませでした。それからしばらくの間、私は紅茶専門でした。

昭和58年ごろ、私が専門学校に通っているとき、新宿の高野ビルの地下にインドティーセンターという喫茶コーナーがありました。カウンターと小さなテーブルだけのスペースでした。サリー姿のインド人女性が、安くて美味しい紅茶を入れてくれていました。

その後、自分でお金を稼ぐようになってからは、横浜・馬車道にあるSAMOVAR(サモアール)という紅茶専門店に通っていました。そこのロイヤルミルクシナモンティーには、一杯に一本、シナモンスティックが付いてきます。それで紅茶をかきまわすのが好きでした。

親父の珈琲

そんな私がコーヒーを飲むようになったのは、大人になって実家を出てからのことです。何かの用事で実家に立ち寄った際、親父が突然、コーヒーをいれてくれました。親父は、私がコーヒーを飲まないことをすっかり忘れていました。そのとき、親父が入れてくれたのが、ハワイアン・コナという酸味のあるコーヒーでした。その一杯で、すっかりコーヒーのとりこになってしまいました。親父が亡くなるまで、帰省のたび親父がいれてくれるコーヒーが楽しみでした。

今日、DVDで映画を観ていたら、手挽きミルでコーヒー豆を挽いてコーヒーを飲む場面がありました。今は、外に美味しいコーヒーを飲みに行くこともできません。手挽きコーヒーミルを買って家でコーヒーを楽しむ、そんな休日もいいかなぁ、そんな気がしています。

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