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FP受験記「オカネとは何者か」

FP2級合格。正直、大した話ではないです。
決して難しすぎる国家試験ではありませんし、
誰でもしっかり勉強すれば取れる資格です。
 
ただ、FP受験記をを書こうと思ったのは、
きっかけから試験まで人生において考えなきゃいけないことも多かったので
備忘録的にも残しておきたいと思ったからです。
 
私がFP受験を検討し始めたのは2018年10月頃だったかと思います。
3月に子供が産まれ、家族みんなで喜び、幸せを噛みしめ、
しばらく経って、落ち着いたときに
「家族のライフプランはどうすればいいのか?」
とふと思いました。
 
考え始めると色んなことが思い浮かびます。
保育園や幼稚園はいくらなのか?
補助金はどれくらい入るのか?
生活費はどれくらいで考えておけばよいのか?
もし何かあったときに保険は大丈夫か?
習い事や旅行をするお金はどうやって用意するのか?
世帯年収を考えたときにどれくらいの生活レベルが適切なのか?
 
月並みな悩みかと思います。
子供、結婚、自分の老後など今までにないくらいものすごく先のことまで考え、
正直、気が重くなってしまいました。
 
いずれにしても「オカネ」が関わってきます。
今、オカネが足りないわけではありませんが
いわゆる「オカネ」に困っているという状態です。
 
私たちは生活の中でいつも「オカネ」に接しています。
1日の中で「オカネ」と接しない日はないですし、「オカネ」のことを考えない日はありません。
 
たとえ病気で家で寝込んでいても、時間の経過と共に光熱費や家賃など
常にオカネというものは消えていくものです。
 
そしてその蓄えや少しでも減ってくると非常に不安になります。
 
どんなにオカネを稼いでいてもオカネの悩みは消えません。
むしろ稼げば、稼ぐほど、どう運用するか、税金対策はどうするか、
相続はどうするかなど悩みは増えていきます。
死んだ先のことまで考えなくてはならないなんて「オカネ」という存在は本当に大きいと思います。
(この辺までは保険の営業の人の謳い文句みたいですね)
 
 
私は人生で多くのオカネ持ちとも会ってきました。
しかし、「オカネ」に対する価値観は人それぞれで
「オカネ」の使い方はその人の人格を表していると言っても過言ではありません。
 
またそんなオカネ持ちでさえ、数年で破たんし、生活がどん底に陥ってしまった
ところも見てきました。
実際、テレビを見ていても小室哲哉さんをはじめ、
大活躍をし、オオガネ持ちになった人ですら、
オカネに振り回され、人生を踏み外してしまっている状況です。
「オカネ」との付き合い方を間違え、「オカネ」に飲み込まれたのだと思います。
 
とある書籍では年収800万円くらいが幸せで1000万円ちょっとだと
幸せ感が得られない…みたいなことが書かれていました。
本当にそうなのでしょうか?
確かにオオガネ持ちでも不幸そうな人はいるし、
そんなに「オカネ」を持っていなくても幸せそうな人はたくさんいます。
人生100年時代を迎え、過去の、そして今の「オカネ」の価値観は変化していくものだと思います。
 
「オカネ」を“どう稼ぐ”よりも“どう付き合う”かの方が
人生にとっては重要なのではないかと感じるようになりました。
 
 
「オカネ」という存在は、時に喜びを与え、時に恐ろしさを与え、
人としての存在価値すらも変えてしまうこともあります。
 
「オカネ」は何者か?ということを知るために
自分自身でファイナンシャルプランナーの勉強を始めようとした決めました。

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