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相対性僕理論

雨、ずっと雨。梅雨だからしょうがない。てか何で梅雨って梅って漢字を使うんだろう。なんて思った数秒後にはそんな気持ちはすっと消えていた。

昨日は友達の友達の誕生日会だった。何で僕も行かなきゃならないのかと思ったけど、行ったら案の定、行く必要はなかったし心底つまらなかった。みんなでバースデーケーキを買ってプレゼント渡して、今日は主役だと意気込んでいるであろうその友達の友達も僕の人生においては脇役でも何でもない赤の他人なのだ。そんな他人にお酒を飲ませてそんなバースデー。何が楽しいんだこんなこと。なんでこんな奴のお祝いに行ったんだろう。

昨日のせいで雨が嫌になった。いや今なった。嘘、これは雨は関係ないか。もう主役でも何でもないあの他人は早くても一年後まで主役ではない。そう思えたらなんか笑えた。自分の悪い部分がにじみ出ている。人は自分に自信がないと他人を卑下し勝手に優越感に浸り自分を勝者、相手を敗者として位置付けをするらしい。僕はそんな一番いらない機能を身につけてしまった。別に勝ち負けのないくだらないコトに時間を使ってしまっている時点で僕は敗者なのだが。

「君の人生は君のものだ。」ってわかってるよ、そんなこと。だけど、僕の人生が誰かの人生の一部になったらいいなとも思ったりする。そんなことばかり考えていたら、またあいつが主役になっていた。ただお前は僕の人生の一部にすらいないそんな矛盾の連続。

時間はいつも知らぬ間に思考を超えて僕をおいていく。僕だけを置いて。

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