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No.33 「ほめる」を上手になろう


1日0.2%の成長で起こせ!
静かなる自分革命


お互いが尊重し合って、
忙しさの中にもチームに優しさがあって、
一体感を持って働くことができる。

そんな職場で日々を過ごすことができたら、
やっぱり嬉しいものですね。

仕事も前向きに
取り組んでいくことができそうです。


今日は、そんな素敵な職場を
実現させるための一つの手法として、


「ほめる」を上手になる


をテーマに考えていきます。



はじめに定義ですが、

ここでいう
ほめるを上手になる、とは、

メンバーの優れたところに
気づくことができて、

それをポジティブにフィードバック
できること


としておきます。



さて。


よく組織の中で、
「お互いをほめましょう」
なんてスローガンのようなものが
出てくることもありますね。


そっか、ほめればいいのか。


こんなときに、
よく出てくるパターンというのが
あります。


「今回の資料良かったよ」

「たいへんだけど、よく頑張った。えらい!」

「いや、さすがだねぇ。」

「いいね、いいよ!」


といった言葉です。

みなさんの職場でも
多いかもしれないですね。


とくに後半2つにいたっては、
ノリはいいのだけれど、
言葉だけだと、もはや何をほめているのか
わからなくなっています(笑)。


ときどきならいいですし、
ほめる人のキャラクターもあるので

これが絶対ダメだ、
ということではないのですが、

いつもこのパターンばっかりだと、
ちょっと理想の職場は
遠のいていってしまいます。


さきほど書いたほめ言葉の前半2つを
みてみると、

1つめは、
結果をほめていて、

2つめは
頑張りをほめていますね。


たしかに、この2パターンは
ほめやすいです。

ほめやすいのですが、
これだけだと
かえって窮屈な職場を
作り出してしまいかねない危険性が
あるので、注意が必要です。


なぜか。


理由の1つには、
いつもいつも結果が
表面化する業務ばかりを
やっているわけではない、
ということがあります。

むしろ結果が見えにくい
業務のほうが多い、というのが
実態ですよね。

そこに光が
当たらなくなってしまいます。


そしてもう1つには、

頑張ることばかり
着目されていては
際限がなくなってしまって、
だったら残業して
頑張ったほうが評価されるよねって、

そんな風土を作り出してしまいます。

今の時代、
頑張るための残業を
している場合じゃないですよね。


また、
ほめる側にとっても、
すぐにネタに困ってしまいますので、
やがてむりやりほめるようになり、
それこそ勢いで「いいね!いいよ!」
を繰り返すようになってしまいます。


これではかえってほめ上手から
遠ざかってしまいますし、
職場をより良い環境にしていくことからも
遠ざかっていってしまいます。


では、
一体どこに注目すればいいのでしょうか。



まず、
ほめ上手になるためには、
仕事の結果や頑張りといった視点から
人を評価すること、
そこから一旦離れて欲しいのです。

そして純粋に、
相手を一人の人間として見て、
その人らしさの発見を楽しむところから
はじめてみてください。


仕事の結果とか、頑張りとかに関係なく、
純粋にその人らしさを見ると、
素敵なところが
たくさん見えてきます。



感情によく気がついて細かく配慮する人だな

考えを整理するのが上手な人だ

責任感がとても強い人だ

伝え方が上手な人だな

自分の意思を強く持っている人だね。



その人らしさを見ていくと、
やがてそれが仕事のやりかたに
つながっていきます。

あなたという人だからこそ、
こんな仕事のやりかたが
得意なんだねって、

そこを
フィードバックする。
つまり、
その人らしさをほめるようにすると、
一気に効果が上がってくるのです。


ほめられた側は、

仕事ぶりを評価される以前に、
自分という人間が認められ、
人としてほめられた、という
感覚を得ることができるのです。

これは嬉しいものです。



仕事の結果や頑張りから評価するのではなく、
人を見て、
その人らしい仕事のやり方を
見つけてほめていく。

ここから、人を認め合う職場環境が、
生まれてきます。



人の個性は豊かなもの。

人に着目しはじめたら、
もう、ほめるネタに困ることはありません。


日々多くの発見があり、
それをほめることにつなげていけば、
職場によい空気が生まれ、
理想の職場がそこに、できあがっていきます。


ほめることに、
上司とか、部下とか、
そんなことは関係ありませんので、

ぜひあなたも
褒め上手を目指してみてください。


よい関係は、
よい仕事につながります。 




こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ちます。

1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。

こちらのマガジンにまとまっています。
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