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デジタル化についていくこと、そしてフォローすること。自治体の仕事の幅が広がっていく


今朝新聞を読んでいたら、
「LINE活用、広がる行政」という
タイトルの記事がありました。

すでに生活のいろんなところで
デジタル化は進んでいますが、
それがさらに急速に加速していることが
伝わってきますね。

行政って信頼が最優先だから、

新しい仕組みって
安定が確認できるようになってから
導入されることがほとんどです。

基本的に「冒険」は、ない。

そういう意味でも、
行政がLINEの活用をし始めたというのは、
世の中の“常識”が変わる大きな
一歩なのだと思います。

情報とか、デジタルの扱いに
関する”常識”、と書いたほうがいいのかな。

そしてふと、
先日テレビが特集していた
「デジタルライフ」の番組のことを
思い出しました。

番組内で該当インタビューがあって、
見た目50代後半〜60代前半くらいの
男性が答えていたのですが、

デジタルライフに対して、
「個人情報の扱いが見えない」
「しっかりチェックしなくちゃダメだ」
「安心して使えない」
といった、批判的な発言をしていたんですよね。

たしかに、正しい意見だなと思います。

ただ、正しいのだけれど、
その正しいの根っこにある”常識”ってやつが
今変わってきちゃっているということに、
この男性は気づいていないのかもしれないと
そんなことを思いました。

もちろん個人情報は大事だし、
そこのチェックなどは
整えていかないといけないのだけれど、

それとは別に、
どんどんと常識が
変化し続けてしまっている今は、
一人ひとりもその変化を
受け入れていくというか、
自分の常識も変化させていく気持ちを
持つことって
大事なのだと思うのです。

もし、あの男性が
今の彼の中にあるデジタルに対する意識、
その常識を変えずに
10年過ごしてしまったとしたら、
たぶん、
時代に取り残されてしまうのだろうと思います。

だって、
10年前には
住民票の申請をLINEという
一つの会社が提供する
アプリで行う時代がくるなんて
とてもイメージできなかったですもんね。

とんでもない勢いで
情報とかデジタルについての
”常識”が変わっていく中で、

その変化を受け入れたくない人、
または、
変化に気づかないうちに
取り残されちゃった人、
といった人たちが、

今後10年くらいでワッと増える可能性が
あるなと、
そんなことを今、私は感じています。

今後行政のデジタル化が進む中で、

デジタルを活用した迅速なサービス提供に
乗り遅れてしまう人や、

デジタル化への不満を
行政に言って正そうとする人が、

やっぱり今後ますます
増えてくるのだろうと思います。

行政は
新しいデジタル化の常識に
ついていかないとならない一方で、
そこに乗り遅れてしまう人たちへの
フォローもしていかないといけない。

デジタルとか、情報とかっていう
切り口で仕事を見たときに、
行政の仕事の幅は
これから加速度的に広がり、
そして重要度も
増してくるのだろうと思います。

今から想定して
できる手を打っておくことが
できるかどうか。

自治体職員のスキルを
今から上げるような策を
講じられるかどうか。

ここ1〜2年で少しでも対応が
取れた自治体と、そうでない自治体と、
差が開いていきそうな気がしています。


自治体の仕事も
今まで通りでは済まなくなっていく時代。

一人ひとりの職員の考える力が
とても大切になってきていますね。

私がここで書いたことが
正解だと主張するつもりは
ないのですが、
職員の方々の考えるきっかけに
なってくれたら嬉しく思います。


常識の定義がどうなんだとか、
個別具体の事例についてとか、
そうなってくると異論ももちろんあるとは思うのですが、
そこまでの精査はせずに、自分の感じたことをベースに粗いままで書いていることをご了承ください。
ちょっと抽象度の高い話、俯瞰した話と思っていただけると嬉しいです。



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