No.27 「すみません」は、罪深い言葉です
1日0.2%の成長で起こせ!
静かなる自分革命
あなたは、
「すみません」という言葉をよく使いますか?
「すみません」は使い勝手がよく、
知らず知らずのうちに使ってしまう言葉です。
なんとなく使うだけで、
なんとなくその場がおさまるような雰囲気を
感じます。
でも、
使い慣れてしまった「すみません」は、
実はとても危険なものなのです。
もし、
あなたが「すみません」を
頻度高く使っているようだったら、
それは改めていったほうが
いいかもしれません。
今日はその話をしようと思います。
<「すみません」の罪深さ>
「すみません」は罪深い。
さっそくですが、
その理由を、ここに3つ挙げておきます。
①「自分の側に落ち度がありました宣言」を
している
「すみません」という言葉には、
自分に非がある、というメッセージを
相手に伝えるマイナスの効果があります。
本当は悪いことなどなかったとしても、
「自分が悪かったんです」という
メッセージが伝わってしまう。
あなたがそれを
意図しているかどうかにかかわらず、です。
この一言によって、
自分と相手との間に上下関係が生まれてしまい、
その後のやりとりが対等に
できなくなってしまいます。
「すみません」は、
自分で自分を窮地に追い込む
言葉だと言えるのです。
②常に自分が低い位置に居続けてしまう
職場などで「すみません」を使っていると、
安易に自分を下げてその場を乗り切るクセが
ついてしまいます。
周りに対して自分が常に低い位置にいて、
なんとなく弱そうな雰囲気を出しつつ
その場を取りつくろってしまう。
若手と言われているうちは
まだ許させるのかもしれませんが、
中堅やベテランの職員が
低い位置に居座ってしまうと、
周囲の人もやりにくく、
本人もだんだんと辛くなってきてしまいます。
「すみません」は、
自分を低いポジションから
抜け出せなくする言葉でもあるのです。
③「適当に謝っています」発言になってしまう
これは主に接客時になるのですが、
使い慣れた「すみません」が
つい口から出てしまうと、
それは、
心のこもっていない言葉として
相手に届いてしまいます。
「適当にあやまってんじゃない!」
「すみませんで済むと思うな!」
「なんだその『すみません』は、
何がすみませんなのか言ってみろ!」
こんな怒鳴り声を聞いたことがある人も
いるのではないでしょうか。
なにげない一言なのに、
なんだか相手を怒らせてしまう。
使い慣れた「すみません」は、
心ない言葉として
相手に伝わってしまう言葉でもあるのです。
<ほぼ全ての「すみません」は、「ありがとうございます」に置き換えられる>
「すみません」をつい使っちゃっているな…。
そう思った方は、
「すみません」を
「ありがとうございます」に
代えていきましょう。
ほぼ全ての場面で代えることができて、
効果は絶大なものとなります。
「ありがとうございます」の効果についても、
3つ挙げておきます。
①相手に余計や気遣いをさせずに
済むようになる
安易な「すみません」という言葉には、
相手に
「そんなことないよ」
「気にしなくていいよ」
という返事を期待する響きがあります。
知らず知らずのうちに
フォローの要求をしてしまうんですね。
これが何度も続くと、
相手は面倒くささを感じてしまいます。
これを
「ありがとうございます」に代えることで、
相手に対する要求がなくなり、
あなたは面倒な人に陥らずに
すむことになる。
そういった効果が期待できるのです。
②相手の緊張をほぐすことができる
あなたに対して何かしらの
アドバイスや指摘、主張をすることは、
相手にとっても
エネルギーがいるものです。
強く意見を言うことに
慣れていない人ほど
そこに力みや緊張が生まれます。
「言って良かったのかな」
「本当はこんなことまで
言いたくないのだけれど」
そんな気持ちを持ちながら話す人も
多くいます。
「ありがとうございます」と伝えることには、
相手の緊張をほぐす効果があります。
そして、
その後の話し合いが穏やかに進むことも
期待できるものなのです。
3win-winの関係を築くことになる
「ありがとうございます」と言う言葉には
プラスのエネルギーがあります。
「教えてくれてありがとうございます」
「気づくきっかけになりました」
相手に感謝を送り、
自分にも成長のきっかけになったと伝える。
これは双方にプラスの効果があったことを
確認することになり、
後味の良さが残ります。
後味の良さは、
良好な関係を継続していくことにも
つながっていくものです。
「ありがとうございます」には、
長期的なwin-winの関係を築いていく
効果があるのです。
いかがだったでしょうか。
「ありがとうございます」の効果を
イメージしていただけたとしたら
嬉しいです。
では、
「すみません」を
「ありがとうございます」に代えられない
場合とは、
どういうときが考えられるでしょうか。
それは、
こちら側に明確で重大な落ち度があって、
しっかり謝らないと済まされないときですね。
この場合には、
しっかり「申し訳ありません」と
言うようにしてください。
中途半端な「すみません」ではなく、
しっかり謝る。
そうすることで、
気持ちの部分も
相手に伝わるようになります。
<自分の使う言葉の影響って大きい>
今日は「すみません」を扱いました。
自分が何気なく使っている言葉の影響って、
大きなものがあります。
自分にもプラス、
そして相手にもプラス、
そういった関係を築いていく。
そのために、
自分の使う言葉を意識してみてください。
心地よい言葉を使える人になっていきましょう。
こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ちます。
1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。
こちらのマガジンにまとまっています。
マガジンのフォローをお待ちしています。
「自治体職員サポートマガジン」https://note.com/ryoji_saito/m/m53582723e9a0
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?