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No.32 「聴く」ために、ラベリングを脇に置く


1日0.2%の成長で起こせ!
静かなる自分革命


仕事をしていると、
「聴く」場面はとても多いものです。

先輩職員が OJT をするときや、
管理職がマネジメントをするときといった
分かりやすい場面以外でも、

職場での日常会話や、
地域の人との会話でも
「聴く」は多用されていて、

「聴く」ことによって、
職場にチームワークが生まれたり、
人を育てることができたり、
他者との合意を生み出したり
していくことができます。


そして聴くことの目的。
これもさまざまなものがあります。

教えてもらうため、育てるため、
合意を図るため、真意を理解するため、
動機づけるため、誤解を解くため…

挙げだしたらキリがなさそうです。


また、
さまざまな書籍でも語られているように、


人は、自分のことを
理解してくれている相手の発言に
耳を開く生き物ですし、

人は見たいように見て、
聞きたいように聞く生き物
でもあります。


何か伝えたいことがあるなら
なおさらのこと、

まず相手の言葉を「聴き」、
相手を理解しないことには先に進まないのです。


あらためて、
「聴く」ことは、とても大切な行為です。



さて、
では、「聴く」ために気をつけることには、
なにがあるでしょうか。


いろいろありますね。


いろいろあるのですが、
今日はその中の1つに絞ってお伝えします。


「聴く」ために必要なこと。


その1つが、
ラベリングを脇に置くこと
になります。


ラベリングとは、
「あの人は忍耐強い人だ」
「この人はいつもチェックが甘い」など、

相手を「こういう人だ」と
決めておく行為です。

日常のコミュニケーションを
円滑に進めていくために、
人はだれでも
ラベリングをしているものですし、
強弱はあるにせよ、
ラベリング自体は必要なものです。

ですので、
それ自体は悪いものではありません。

でも、相手の話を聴こうと思った時には
このラベリングをいったん剥がして
脇に置くことが大切になります。


「まあ彼なら忍耐強いから大丈夫だろう」

「きっと彼女はまた不注意を
やらかすに違いない」


そんなラベリングがあったままで
話を聴いていても、
相手の言葉も、その真意も
あなたの中に入ってきません。

ましてや、
組織の中で人を育てたり、
動機づけたりしたいのであれば、

むしろ今までのラベリングとは違う一面や、
以前との変化を発見して、
それを認めて伝えていくことが
とても大切になってきます。


今まで忍耐強いと思っていた人が
悩みを打ち明けたり、

チェックの甘かった職員が、
いつも以上に高い精度で資料を作ったり。


ラベリングをしたままでは
聴き逃してしまうこんな場面こそ、
発見して理解して対応をしていく
必要があるのです。


「この人は、私のことをわかってくれている」


相手がそう感じられているかどうかは、とても重要です。


理解しあえた仲間との間には強固な信頼関係が生まれ、
そこから強固なチームが出来上がっていきます。


ぜひ、ラベリングを一旦脇に置いて、
人の話を聴いてみてください。


そのすばらしい効果を実感してみてほしいと思います。


人を大切にし、人を育て、人が協力し合うチームは、
自分の「聴く」から作っていくことができるのです。


ぜひ挑戦してみてください。




こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ちます。

1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。

こちらのマガジンにまとまっています。
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