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IVRyではじめてのプロダクトロードマップ合宿をやりました!

こんにちは、IVRyでプロダクトマネージャー(以下、PdM)をやっています、宮嵜です。

先日、スタートアップで合宿が急増!というニュースが出ていましたが、IVRyではプロダクトロードマップを議論する合宿を先週はじめてやりました。

そこで今回は、はじめてプロダクトロードマップ合宿をやった背景と学びを紹介させてください。


なぜプロダクトロードマップ合宿をやったのか

ありがたいことに、IVRyは会社・プロダクトともに現在急成長をしています。

分かりやすいところでは、社員数が1年前に比べて3倍になりました。
またプロダクトは「マルチプロダクト」の展開、そして「コンパウンドAIシステム」実現への挑戦が日々進んでいます。

こういった変化は喜ばしいことである一方で、成長痛といえるような課題が徐々に出てくるようになりました。

  • プロダクトがマルチに広がっていくなかで、横の連携が十分にとれていない。調整コストがかかる

  • 短期的には別々の目的を持ったプロダクト開発案件が並行して進むなかで、優先順位をつけるのが難しい

  • PdMやBizdevメンバーが全体を把握するのが困難

もともと事業全体における複数の注力テーマに紐づくプロダクトロードマップは、現場のPdM・Bizdevがそれぞれ作成していました。
ここでいうプロダクトロードマップとは、各テーマに対するビジネス構造、テーマに対する今後3~5年のアプローチの仕方、プロダクトとしての作り物を整理したものを指します。

しかし、プロダクト全体を束ねたロードマップは明文化されておらず、またすでにあるロードマップについても担当外のPdM・Bizdevは表層的な理解に留まっている状態でした。

プロダクトロードマップ合宿の目的をどう設定したか

上記のような状況下で、合宿の目的には「参加者全員が、プロダクトロードマップについて腹落ちして語れる状態になること」を掲げました。

なお参加者全員とは合宿参加者である PdM全員・Bizdev全員・エンジニアマネージャー全員を指します。

プロダクト全体のロードマップを作るうえでは、経営陣がハブとなって各ロードマップをインプットし、全体最適化されたロードマップを作る方法もあるかと思います。
ただこのやり方をとった場合、変化の激しい環境下で各チームが自律的にロードマップをアップデートしていくことが難しくなります。

PdMやBizdevメンバー全員が全体を解像度高く理解してこそ、つねに全体最適に向かえる組織になると考え、合宿の目的をこのように設定しました。

合宿当日のスケジュール

合宿の風景

参加者も多い(参加したエンジニア含めて 総勢 20名!)ため、合宿といいつつオフィスに丸1日集まる日帰り合宿でした。

事業の主要テーマ 6つに対して各1時間〜1時間半の枠をとり、ロードマップを作成したメンバーが共有を行い、それを受けて全員で質問・議論を行う形で実施しました。

各テーマごとの議論は、発表者の共有を聞きつつNotion・Slackに全員がコメントしていき、その場で論点を整理しながら議論を進めていく形で進行。
かなり密度高くインタラクティブな議論ができました。

議論の前提として、以下のようなルールを設けて臨んだのが全員が参加する良い議論を生んだと感じています。

事前に定めた合宿のルール

コトに向かうIVRyのカルチャーがすごく発揮されていた時間でした。

結果的にかなり議論が白熱し、休憩は各議論の合間5分とランチ休憩 50分(もともと1時間15分とってたのに短縮した)だけという超ストイックなスケジュールになりました。笑

すべてのロードマップの共有・議論を行なったあとに、今後全体のプロダクトロードマップに落とし込んでいくうえでのネクストアクションの確認をして合宿を終了しました。

合宿後はそのままオフィスで懇親会

合宿を経て

まだ合宿を終えて1週間ですが、参加者全員のプロダクト全体への解像度が高まり、前提情報が揃ったことは大きな収穫だと感じています。

参加者へのアンケートでも、

  • 1日に集中してbiz, product全体の議論ができてよかった

  • プロダクトの全体像を体系的にInputすることで理解が捗った。他事業と連携できる可能性の模索に繋がった

  • 組織体制に関する課題も議論できてよかった

といった回答をもらっており、全体として満足度が高い会になりました。

一方で、長時間で終盤きつかったという声もいくつかあったので、詰め込みすぎだったのは少し反省です。
また各チームのプロダクトロードマップで整理すべき事項で揃いきっていなかったことなども課題としてあがりました。

プロダクトロードマップ合宿は点でやる取り組みではなく、毎Qやっていく取り組みの第1弾だと考えています。
今後もどんどん良くしていって、IVRyのプロダクトチームのカルチャーの1つにしていきたいです。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!

IVRyでは組織が成長しても、全員が当事者意識を持ってコトに向かえるような組織を目指していることが伝われば嬉しいです。

そして今回ロードマップを議論をした感想 第1位は、「やりたいことに対して全然人が足りない!」です。
エンジニアもデザイナもPdMもBizdevも足りていません。

そんなIVRyのために「しょうがない、ひとはだ脱いでやるか」と思ってくださった方は、ぜひこちらもご覧ください!

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