重介護ゼロ社会に挑むロボット開発者の山海嘉之先生と話しは尽きません。
世界初、サイボーグ型ロボットのロボットスーツHALを開発した山海嘉之先生を北九州にお呼びし、イベント開催しました。
主催は学校法人国際学園が運営する九州医療スポーツ専門学校です。
あの元プロ野球選手のソフトバンクホークスにいた馬原投手が国家資格を取るために通われている学校です。
毎年、医療とスポーツのシンポジウムと題して、スポーツで活躍する方をお呼びして開催されているんです。
昨年のVo.10は初めて医療にフォーカスして、京都大学iPS細胞研究所の櫻井英俊先生をお呼びして、再生医療に関するお話がありました。
実は、僕も登壇させてもらってます。
そして今年のVo.11も医療に、どちらかというとロボットなのか山海先生によるお話です。
250名が定員でしたが、300名近くの方がお越しになられて会場は、かなりキツキツになるほど、盛況で嬉しい状況です。
山海先生はロボット開発者でありながら医療にも精通されている、すごく第一線でご活躍中、
筑波大学情報系の教授
CYBERDYNE株式会社の代表取締役社長
内閣府ImPACTのプログラムマネージャ
など様々な役割があり、重介護ゼロ社会の実現に向けて取り組まれています。
研究開発し、社会実装になるまでにサイバニクスという新学術分野を作ったり、ロボットスーツに関してはこれまで前例がなかったので国際基準を作ったり、
たしか安倍総理の国会の所信表明演説で、新成長戦略のところでHALが出たとも聞いています。
凄すぎるー!
ぶっ飛びー!
以前、山海先生から聞いたのはロボットを作っても実際に患者さんが使えなくては意味がないと言われていたことを思い出しました。
壮大すぎるけど、実現している!
ロボットスーツHALは2016年に先天性ミオパチーを含む神経筋8難病に関して医療保険適応が開始されています。
歩行機能改善に効果があるからです。これまで改善するような治療法がなかった難病にとって本当に希望です。
社会は進化している!
今はsociety4.0で情報社会で、次に来るのは人間・ロボット・情報系が融合複合したsociety5.0でこれからはきっとロボットとの共生が当たり前になってきそうだー!!
今回は言われてなかったけど、山海先生に教えてもらった「バックキャスティング」という言葉、
例えば、10年後のありたい目標に対して、今なにをすべきなのか想像し行動すること。
忘れない言葉になってます!!
山海先生、HAL以外に沢山の研究をされていることが更に分かりました。
人工心臓の研究をされていたり、
オフィスビルの掃除のおばちゃんに代わって人工知能搭載の掃除ロボットとか、
トイレまで運んでくれて便器とドッキングして、そのままトイレが出来る車いすロボットとか、
相談すると、私の宿題と言って内容を手帳に書いて、分からなかったらすぐスマホで調べたりしてくれる!
2017年に初めてお会いした時から相談していた呼吸の事がある!
今回、僕がいることをご存じでなかったみたいで、その場でスライドを追加してくれたのが、、、
人工呼吸器のプロトタイプが出来たということ!!
わー!!本当に嬉しすぎる!!かなりコンパクトだった!!
(プロトタイプの画像はまだ省略。以下、話しは変わり)
お話を聞いていると、いろんな駆け引きがあるんだろう。「常に物事は冷静に少し距離を置いて考えてみるもの」と言われていた。
製薬会社とライバルにならず、相乗効果も可能なようです。
複合治療と言う考えですが、例えば、薬で進行を抑え、HALで機能改善を増進させるということもかなり期待できるんですね。
いつも以上に内容が濃すぎてワクワクする講演でした。
ご協力頂いてミオパチーブースを出させてもらってました。
スタッフありがとうございました。
結構、知り合いも参加してくれてました。
こちらは小倉城 竹あかりの副実行委員長の潮さん!
このイベントが終わった後は懇親会に呼んで頂き、山海先生、九州医療スポーツ専門学校やCYBERDYNEの関係者の方々と深夜2時過ぎまで話が尽きず、盛り上がりまくっていました。
筑波大学でご一緒の落合陽一さんらと東京で全20回コースで講義したらしいー。
参加はどなたでも可能だったみたいですが、
金額を教えてもらって、ビックリ!
筑波大学STEAMリーダーシッププログラム
http://extension.sec.tsukuba.ac.jp/lecture/program0029/
そっか、僕はこの時間はそれだけの価値があると再認識しながら、全く無駄のない時間を共有させてもらいました。
おかげで、
筑波大学サイバニクス研究センターに行くことが決まりました。
プロトタイプも見てきます!
かなり進んだ!1歩じゃなくて100歩くらいじゃないか!
この会の主催で、いつもミオパチーの会を応援してくださる九州医療スポーツ専門学校の水嶋理事長に改めて感謝感謝です。
最後に、ロボットスーツHALを使ったトレーニングをすることができる北九州ロボケアセンターが今年7月に開設されました。
見学や体験はセンターサイトを見てほしいです。
北九州ロボケアセンター
https://www.kmsv.jp/robocare/