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2024.6.12-6.18短歌ってなんだったんだ日記


2024.6.12/水、好きとか嫌いとかではなく、見届ける必要、どうしようもなさが身に沁みる。

ゆっくり起きる。昨日はお腹が痛くて夜中に何度か目が覚めてしまって寝るのが遅くなってしまった。ローソンで買ったロールケーキとコーヒーを決める。歌会開催に向けての諸連絡を進める。職場での勉強会に向けて『臨床作業療法NOVA(作業療法と目標設定)』を読んだり、まとめたりする。ZAZEN BOYSの日本武道館当選。なんだかんだ初めての日本武道館だ。楽しみ。届いていた、未完成VS新世界『音楽という魔法に夢をみていたよ』を聴く。好きとか嫌いとかではなく、この人たちを見届ける必要がある、という理由で音楽を聴く。

僕はどこにも行けないけれど
眠ることができる

未完成VS新世界「ライフイズビューティフル」

もう僕はこれまでたくさんの曲を書いてきた
本音を言えば、今この瞬間はそこまで
歌いたいことがあるわけじゃない
とか、こんなことを考えては、ふと思った

未完成VS新世界「お金にはならない音楽」

優しくなりたいな、優しくなりたいな
寂しがりやを直したいな
どうでもいいことに感動してたいな
なにはともあれ僕が歌う僕のうた

未完成VS新世界「僕が歌う僕のうた」

これが歌詞なのか、というフラットさ。身も蓋も無い。内向的なのが若干中途半端である故に、なんとなく今がいちばんつまらない歌詞になっている気がする。ここから先に更に何も言うことがなくなってしまう境地があるような気がして、もう少し追っていきたいところ。

映画を観るために池袋へ移動。昨日、映画の終わりに池袋から歩いて帰ったけれども、その逆の道で池袋に向かう。行きは道のりが長く感じる。Tシャツ一枚で出てきたけれども、それでも結構暑い。夏だ。

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章』@グランドシネマサンシャイン池袋、18:25-の回、スクリーン10、B-11席。かなり前の席だが字幕ない映画なら大丈夫な距離(だけど、もうちょっと後ろでよかった)。クッションふかふかで良い。映画の終わりに少し遅れてくるかたちで感情が来て、エンドロールのところで泣いた。ひとこと感想はどうしようもない映画だ、なんて身勝手な映画なんだ。バッドエンドでもハッピーエンドでもなく、死んだ人間は死に、生きのびた人間は生きのびる、というまじでなんでもない映画。特別、感情移入できる登場人物もおらず全員が他人、各々が各々の行動原理に従って半ばオートマチックに動いているような感じ。この作品がエンタメの皮を被った不条理群像劇だ、というのが最後の最後のエンドロールでようやくわかったところで、この映画のどうしようもなさが身に沁みるのだった。来た道を歩いて帰るが、帰り道はあっという間だった。ローソンでサラダとチキンカツサンドを買って帰って食べて「幾田りら青春謳歌 feat. ano / THE FIRST TAKE」を何回か聴いて、ふざけんなよ、寝る。

2024.6.13/木、郡司和斗『遠い感』、鬼越トマホークの坂井さん、『関心領域』

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