配信開始

3月26日火曜日、晴れ

ここのところ連日帰宅が遅くなっていた原因のアプリが無事ストアに並んでいるのを、いま確認した。(iOS/Android とも)

いまごろサーバーチームの同僚はメンテナンスモードに入れたサーバーを更新する作業に突入しているだろう。深夜業務おつかれさまです。ありがとう!

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昨年6月に休職から復帰して関わった開発案件で、世の中に出た最初の製品。そう考えるとちょっと感慨深い。チームに配属された新人くんが開発に関わった最初の製品でもある。

開発業務に関わることではできるだけ(こなせる範囲での)無茶振りをしたくて、だからここから先しばらくチームメンバー全員 iOS も Android もコードを読み書きできるようにしていきたい……などと考えている。(そういう僕はいまのところ Android 一本槍。この機会に両刀使いになりたいと、そういう欲目もある)

後手にまわってばかりなので、これを機会に自動化できるところは自動化していきたいし、おろそかになっているテストも整備していきたい。
しかるに管理業務が結構重くのしかかっていて、そこが悩ましい。

誰かが仕様をまとめなきゃならない──のは確かなんだけれど、それが僕というのはできれば避けたい。いや、まとめるのはいい。いや、よくもないけれど我慢はできる。
悪いのはチーム全体に伝わらないことで、そしてそれだけじゃなくて検証チームにもうまく伝わらず、もっと悪いことに発注元に、そしてその先のエンドユーザーに伝わらない。そういうやるせない悪循環を断ち切りたい。

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アプリのバージョンを上げるというときに、そこにはいくつかの機能改善や機能追加が入る。それぞれを「一言でいうと、こういうこと」というのを並べたいし、「まとめていうと、こういう方針」ということも見せたい。そして過去から未来に向かって「こういう進化の筋道をたどっている」というところまで、ストンと腑に落ちる見せ方をしたい。

扱っているものはいろいろな状態が重なりあって動くものだから、そりゃ一言では言いづらいものなんだけれど、そこを万全の正確さを期して言葉を重ねるんでなくて、多少の矛盾はあってもスパンとわかりやすく提示できること。チームメンバーに、利用者に、「ああ、こういうものか!」というわかりやすいメンタルモデルを提示すること。

多少の嵐ではビクともしない強固で頑健な幹をつくって、そこからすくすくと枝葉を伸ばして成長していける、そういうアプリケーション開発を、したいものだなあ。

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