僕のなつやすみ(九日目)
8月17日土曜日、晴れ
自宅に移動。
移動中はほとんど寝て過ごす。
夕飯は聖蹟桜ヶ丘のローカルインディアでカレー。
5辛でお願いしたけれども、もう少し行けるな。
ナンがおかわり自由で嬉しい。(とはいえ2枚でお腹いっぱいだけれども)
* * *
『不滅のあなたへ』第11集。
カハクもボンも「フシの人間性を守りたい」と言っているけれど、カハクのそれは自分の好きな相手の「一面」を押しつけて自分の中に取り込みたいという欲望だし、ボンのそれは(前巻までの流れを忘れてしまったのでよくわからなくなっているけれど)フシの人らしさを着実に奪ってしまっているしで(マーチの遺体を「この子」でなく「これ」と呼ばせてしまうだとか、不滅の仲間を「駒」としてしか見ずにためらいなく殺すだとか)、なんとも重苦しい話運び。
(遺体を「これ」と呼ばせるのは『寄生獣』でもあった。子犬の死体をゴミ箱に捨てるあたり。モブが「まっじいハンバーガー」と言ってゴミ箱に捨てるのも同じエピソードで語られていたっけ?)
守りたいものがあること。
ほっておくことが苦しくてできないこと。
「好き」という感情は、突き詰めると自分の価値観を体現している部分だけ切り取って大事にするもので、「相手」が不在になることが多い──気がする。
わかりあえない、理解することができない他者を、そのわからなさを含めて受け入れて、離れていったり、あるいは自分を傷つけたりすることをも大事にすることって、できるんだろうか?
* * *
「不滅のあなたへ」に戻して、フシはそこかしこに転がる死を自分の中に取り込んで自分の好きなように使っている。
感情も行動原理もあまり明らかにされていないノッカーという敵役は、どういう位置付けなんだろうか。
悪魔のささやきでフシは苦しんでいると、11集の作中で表現されている。
他者を自分の中に取り込んで、解釈して、それでもって「解き放つ」ことを最終的に受け入れることが目指されている?
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