『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』
8月26日月曜日、晴れ
読了。
もとはブログ記事だったそうです。『蛮カラ奇旅行』という明治に書かれた小説を解説しております。
で、書籍化にあたって明治の娯楽小説は「最初期娯楽小説」、「講談速記本」、「犯罪実録」の三つに大きく分類できるとして著者山下泰平さんのセレクトで何冊ものあらすじが面白おかしく抜き書きされているという寸法。
いろいろぶっ飛んだ内容が紹介されていてそこかしこでクスリと笑わされました。
それにしても上泉秀綱と疋田文五郎が出てきたのには驚いた。『寄生獣』の岩明均の短編集『雪の峠・剣の舞』の主人公連。生きてきた中でひっかけてきたあれこれがたまに繋がることがあって、そういうのって楽しいですね。
* * *
そういえば。
(書きたいものを書くのでなくて、)その当時ウケるものを狙って書こうとする人たちがいた。そういう話と、以下の話って似てるな。
自分の作りたいものを作るのだって正しいし、人が欲しがるものを作るのだって正しいとおもう。
まー、僕は自分のしたいように自分のしたいことをして暮らしたいけどね。
雑なまとめになってしまってなんだか申し訳ない気持ち。
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