Blue Mountains Gravel Fondo

会場: カナダ,オンタリオ,Osler Bluff Ski Club周辺
日程:2024年6月15日
結果:7位

*このnoteの最後に走行データをダウンロードできるようにしています。

使用機材
ウェア, グローブ: パールイズミ
バイク: Cannondale SuperSIX EVO SE (goodspeed井原自転車店)
ホイール: FastFoward Drift (前後ハブ鬼ベアリング仕様)
タイヤ: フロント Pirelli Cinturato Gravel RC X 700x40C(1.9bar), リア Pirelli Cinturato Gravel M 700x40C(2.0bar)
チェーンオイル: Muc-off Ludicrous AF
バーテープ: Supacaz Super Sticky Kush
ボトルケージ: Supacaz Swipe Cage
シューズ: Giro Sector
ソックス: Giro HRC + Grip Socks
インソール: SIDAS Podiatech Custom made footbed(作成:アドバンスドフット)
アイウエア: Supacaz プロト
ヘルメット: KABUTO FLEX AIR
マッサージオイル: イナーメスポーツアロマ Summer
サポーター,コンプレッションウェア: Zamst
マットレス: 39 Design
コンディショニング:新屋カイロプラクティック

UCIグラベルワールドシリーズの1戦になっているこの大会。長い間選手生活をしていますがカナダに来るのは人生初でした。アメリカのカンザスで行われたUnboundからそのままカナダ入りして2週間ほどと長めの滞在になりましたが、英語圏なので特に生活に支障はなく文化的にも馴染みやすく生活はしやすかったです。
練習環境に関しては、2週間のうち大部分をToronto近郊のBramptonという街で過ごしましたが、交通量は想像していたよりも多めで、カナダ特有なのか交差点で全方向が一旦停止になっているところも多く、練習環境は最高!とは言えませんでしたが、街から自転車で30分ほど走れば未舗装路もあるのでなんとかなりました。

Unboundが終わった直後に移動してきましたが、流石に330kmのグラベルレースはダメージが大きく、1週間ほどはあまり練習ができないでいました。平均速度が昨年よりも速かったですし明らかに疲れを感じていました。この大会の5日前ほどになってようやく身体が動いてきてなんとか間に合ったという感じです。

レース2日前にコースを試走へ。1周40kmの周回コースを3周する設定で、基本的に綺麗な道で平均スピードはかなり上がりそうでしたが直角コーナーもそれなりにあり、一部は湿地帯のシングルトラックになっていて一瞬踏み込んだだけで一気に脛の真ん中あたりまで埋まる沼になっていて驚きました。

コースの大半はこういった広い道↑ですが一部はシングルトラックで、深い泥になっている場所もあります。

試走中、知らずに足を踏み入れてしまって大惨事。この木の上を歩かないと落ちます。

広い道に関しても、基本的には硬く締まっていてハイペースで走れるのですが、砂利を敷き詰めてから日が浅い場所は非常にルーズで速度も全く出ないので、単純にコースプロフィールからは読み取れない厳しさがあるコースです。

レース自体は120kmほどで平均速度も速くなりそうなので、おそらく3時間半から4時間以内に収まりそうでロードレースっぽい展開が予想されました。なので、装備は基本的にロードレースの時と同じで、エアロ仕様のロードワンピースで補給食を適量持っていく感じです。
パンクの心配はなさそうですが、スムーズな区間も多く一部舗装路もあるので、空気圧は前後1.9barにセッティング。タイヤのパターンは本当はCinturato Gravel Hが良さそうでしたが、荷物の制約上持って来れてないので、RC XとMの組み合わせにしました。
スタートしてから徐々に前に上がっていって、すぐに20名ほどの集団に。ほぼロードレースのような展開でした。

しかし、選手間の実力差が思ったより大きく、どの選手が強いか分からないなか、狭くて追い抜きができない区間で中切れにあってしまい、先頭集団に復帰するのに序盤から足を使ってしまいました。
この辺りのレース展開はロードともMTBやシクロクロスとも違ってまだまだ経験が必要だなと感じます。

レース1/3を過ぎたあたりの長い登りのペースアップで先頭から少し遅れてしまったあとは、常に追いかけっこの展開できつい展開が続きましたが、一番難しかった泥区間では他の選手よりもうまく走ることができ、第2集団の中では前の方で走ることができました。

そして、ラスト10kmではみんなバラバラになり単独で7位でゴールしました。
レース展開的にはミスが多く、うまく走ればあと2つほど順位を上げれられたかもしれなかったことと、コンディション的には70点ほどでまでしか持ってくることができませんでしたが、かなり追い込んだレースで、今の力は出し切ったかと思います。

グラベルレースはトラブルに自分で対応しないといけないので、Unboundほどではありませんが、こんな感じでパンク修理程度なら対応できる装備をしましたが、昨年と今年のUnboundでの経験が役に立ちました。

予備のチューブとタイヤレバーはサドルバッグに、白いものは計測チップ
CO2ボンベとプラグはトップチューブに

今回、参加者がそこまで多くはなかったので、この結果から今年のグラベルの世界選手権への出場枠を獲得することは出来ませんでした。獲得するための大会はまだまだありますが、予算的にもこれ以上海外遠征に行くことは厳しく、国内にはレースが存在しないため今年のグラベルレースへの挑戦はこれで一旦は一区切りとなります。

これで3週間強の北米遠征は終了です。次はMTB XCCとXCOの全日本選手権に出場予定です。応援ありがとうございました。

そして、レースのデータのファイル(.fit)は下の有料エリアからダウンロードできます。
内容は、「速度、距離、ケイデンス、心拍、パワー、時間、位置情報、気温、斜度」です。
レースの特性上バイクを降りてランの区間がありますが、自転車のサイクルコンピュータで記録しているためそこは経過時間以外の記録がありません。

尚、データの二時配布、無断転載、Strava等へのアップロードを禁止します。

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