〜成功量は、チャレンジ量に比例する〜【2007年3月9日、僕は2度生まれた】
~ Success amount is proportional to challenge amount ~
〜成功量は、チャレンジ量に比例する〜
「おぐちさん、世界一周自転車旅の夢を成功させた秘訣はなんですか?」
帰国して、二番目に多く聞かれた質問だ。
正直、僕自身は成功したとは思っていない。
「目標に達成した」
シンプルにそう思う。
目標には目的というその先があり、手段を用いて到達する一時的な区切りの場所である。
エベレストは第1のピークなだけであり、実はその先の10,000mに達する場所に第2のピークがあったりする。
第1ピークに達成した人だけに現れる第2ピーク。
それは、人という生き物がチャレンジをし続けることで見えない生存本能を満たしているからだろう。
My第1ピークは2016年10月9日に達したけど、僕は死んだわけではない。
生き続けているのだ。
生き続けている限り、妥協の目標はない。
人の真の目的は、「生き続けること」だからだ。
自分らしく生きることで、目的を達成することを「夢」と呼ぶ。
その手段が、人によって様々なだけ。
僕は人よりも自分を呪いやすい。
伸び切ったゴムのように生きることを許さず、ゴミ拾いでも市長を目指すことでもなんでもいいから、とにかく目標に向かってチャレンジし続けることで、自分を赦すことができる。
100回赦した先に、1回分の自分を好きになるご褒美を与える。
そう、「3月9日」は僕にとって、1回の自分を好きになってあげるご褒美の日。
親以外にもらって自分につけた誕生日。
文字通りに両親や家族、仲間や友人、出会ってくれたすべての人に感謝する。
そしてそして、自分にも感謝だ。
あの時死なずに、生きていてくれて、ありがとう。