【こんなときはHappyでいい】

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「日本人があんまりHappy(幸せ)って言わないから、Happyがなんのかわかってないんじゃない?」

高校一年生の時のこと。
サッカー部の一年生のお勤めで、先輩のランチの買い出しを数週間ごとにするルールがあった。
ある日のこと、12:40には部室前で先輩を待っていなければならないのだが、どうしてもしなければならない先生からの頼み事があった。
別の部活の仲間に買い出し当番を代わってもらった。
そのときに部活仲間からの一言に、なんとなく不思議な気持ちになったのを思い出す。

「嬉しい??」

そのときの僕は嬉しかったのだろうか?
どちらかというと、「ほんと助かった!ありがとう!恩に着るよ!」だった。


ときはそれから15年くらい。
西アフリカのナイジェリアを旅しているとき。
ナイジェリアデルタという、宗教戦争が背景にある強烈な紛争地帯にいた。
おそろしく、冗談ではなく毎日ちびっていた。
そんなときに、家に匿ってくれた人がいた。
彼は一言。

「Are you happy??」

僕は素直に「I am really happy!!!!!!!」
thank youでもなく、ちょっときどった風にgreatfulでも、appreciateでもなく、happyという言葉と感情がふさわしかった。
happyは感謝を包み込んだ言葉。
最近、言葉と感情について考えることが多くなったのは、息子のおかげ。
「Are you happy?」は、もしかしたら僕のメインテーマなのかもしない。
あ幸せとは問うものではなく、自身が発する時に使うものだ。

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